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バナナの値段が「高い」「安い」は何が違うの?味は変わるの?元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

バナナって美味しいですよね。しかも価格もお値打ちで、毎日食べられるフルーツではないでしょうか?そんなバナナにも値段が高いのと安いのがあると思います。

例えば、1房150円、400円と2倍以上の違いもあるものも!ではこの価格差はどのようにして生じているのでしょうか?また味に違いはあるのでしょうか?価格差の要因のひとつを、元スーパーの青果担当が解説します。

高いバナナと安いバナナの違いは?

バナナの価格は、どの高さで育てられたかによって変わります。

具体的には、標高が低い場所で育ったバナナは、約10ヶ月で収穫できるので、栽培期間が短いです。この短い期間で収穫できるため、価格も比較的低く設定されています。一方で、標高が高い場所で育ったバナナは、12ヶ月から15ヶ月かかることが多いです。

このように時間がかかる分、手間もかかり、それが価格に反映されています。標高が高いと、昼夜の温度差も大きく、それがバナナの質にも影響を与えます。このような理由で、標高が高い場所で育ったバナナは、価格が高くなる傾向にあります。

バナナの値段で味が違うの?

標高が高い場所で育ったバナナは、味が濃くて甘い傾向にあります。これは、標高が高い場所の特有の気候条件、特に昼夜の温度差が大きいことが影響していると言われています。

この温度差が、バナナに濃い味と甘さをもたらしています。

逆に、標高が低い場所で育ったバナナは、味が軽くてさっぱりしています。標高が低い場所で育ったバナナは、食後のデザートやスムージーに使うと、そのさっぱりとした味が引き立ちます。どちらがいいかは、好みによりますが、用途に応じて選ぶのも一つの方法です。

・【バナナ】傷みやすいバナナを長持ちさせる方法とは?1ヶ月も長持ちすることも!

まとめ

  • バナナの価格は標高によって変わる。
  • 標高が高い場所で育ったバナナは価格が高く、味も濃い傾向。
  • 標高が低い場所で育ったバナナは価格が低く、味はさっぱり傾向。

以上のように、バナナの価格や味は、どの高さで育てられたかによって大きく変わります。次回バナナを買う際は、この点を考慮してみてください。

ちなみに、今回紹介した値段の高いバナナと安いバナナの違い一つの要因を解説しました。その他にも、有機栽培、こだわり栽培、希少品種になどによる価格の違いもあります。

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料理研究家

料理研究家、野菜、果物、コストコのお役立ち情報を発信中!【職歴】中堅スーパーの青果担当者~中央卸売市場 大卸 食育担当~3人の子供を育てながらフリーランスとして活動中。

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