保育園から年賀状が来た!スルーしてOK?保育園での年賀状の扱いを現役保育士が紹介
共働きの現役保育士です。
2014年には52円だったはがきが、今や85円に。
やむを得ず年賀状を廃止したという保育園も少なくなかったはずです。
2025年も例年通り年賀状を出す保育園では、元旦にはお家のポストに先生からの年賀状が届いていることでしょう。
今回は、お家からは出していないが保育園から年賀状が来た時の対応について、紹介します。
保育園はなぜ年賀状を出すのか
「郵便料金も値上がりしたし、保育園も年賀状を廃止すればよいのに」と思う人もいるかもしれません。
保育園としては毎年の恒例行事として年賀状を出しているわけですが、その背景として、保育所保育指針の存在も大きいです。
などと書かれているので、保育園は年賀状を廃止しにくいのですね。
お返事不要スルーでOK
お家からは出していないのに保育園からは年賀状をもらったという場合でも、お返事の年賀状を出す必要はありません。
無反応・スルーでOKです。
年賀状のあるなしは保育や子どもへの対応に一切影響しません。
ただ、いただいた年賀状は個人宛・全職員宛てに関わらず、事務所などで保管して全職員で共有しますよ。
特に写真付きの年賀状をいただくと大盛り上がりです。
例えば、卒園したきょうだいも一緒に写っている場合、「〇〇君、背が伸びたねー」といった感想からはじまり、保育園時代のエピソードに花が咲いたりします。
もらった年賀状に反応するなら
保育士も人。
年賀状への反応などは不要なのですが、一言お礼を言われるとありがたいものです。
お返事の年賀状を出す
お返事不要とは言いながら、いただくと嬉しいのが年賀状。
2025年の場合は、3日までは年始休み、4日の土曜日保育で職員数名が勤務、6日月曜日から全園児・職員が登園という流れの保育園が多いようです。
このため、保育園からの年賀状を受け取ってからすぐ返事を出せば、全職員が揃う6日には到着しているはずなので、年末までに投函された分と同時に職員が見られることになりそうです。
連絡帳などで一言お礼する
年始の初登園の際の連絡帳で、年末年始休暇中の様子を伝えながらお礼を伝えるのも良いですね。
- 「年賀状ありがとうございました。〇〇は年末に38度台の熱が出たものの、31日には解熱し年始は元気に過ごせました。」
- 「年賀状ありがとうございました。飛行機で祖父母に会いに行きました。昨夜帰宅したため、保育園では眠そうにするかもしれません。」
このような具合だとスマートですよね。
なお、旅行の場合は「自慢げに聞こえる?」と思ってしまうのか、保育園に伝えない保護者も多く、実際、わざわざ伝えてくれなくても何も問題ありません。
ただ、旅先で怪我をした場合は別です。
旅先で腕が抜けた場合、腕が抜けやすい子かもしれないという、保育中にも参考にすべき重要な情報になります。
年賀状についても反応するのなら、保育園に伝えておくべき出来事と共にさらっと添えておくのも良いですね。
口頭で一言お礼する
登園や降園の際に、口頭で「年賀状ありがとうございました。年末に38度台の熱が出たものの、31日には解熱しました。」と、体調連絡と共に一言添えるのも良いですね。
先生とのコミュニケーションの糸口になり、その日に保育園であったことなども聞けることがあるでしょう。
まとめ
保育園から年賀状が来た時の対応について紹介してきました。
保育園から年賀状を出す理由は、「例年行っているから」「保育所保育指針で正月などの行事に積極的に親しむよう規定されているから」といった理由です。
このため、保育園から年賀状が来てもびっくりしないでくださいね。
また、先生から手書きのメッセージが添えられている場合は、一人ひとり心を込めて書いているので、文字が読めない子には代読で伝えていただけると本当にうれしいです。
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