現役保育士が「お家の人はなぜ気付かないの?」と思うこと「デコれるくらい爪が長い」
共働きの現役保育士です。
子ども自身や家族の状態など、「ママ・パパはどうして気が付かないのだろう」と思うことが多々あります。
今回は、保育園内だからこそ気が付きやすいであろう子どもや家族の姿について、エピソードを紹介したいと思います。
※すべて仮名
水筒やマグにカビが生えている
お茶や水を入れて家庭から持参する水筒やマグ。
持ち帰り忘れが多い持ち物のひとつであるため、保育園で忘れ物の水筒を洗って保管しておくことが多々あります。
家庭では他のお家の子の水筒を洗う機会はほぼないことでしょう。
保育園でいろんな子の水筒を洗っていると、その洗浄の丁寧さに家庭環境がにじみ出ていると感じます。
同程度使いこんである水筒でも、洗浄の程度は家庭によりまるで違いますねえ。
デコれるくらい爪が長い
自分の爪が伸びたときは気が付くのに、子どもの爪が伸びていることには気が付きにくいですよね。
少なくとも筆者はそうです。
このため毎週土曜日は子どもの爪を切る日というように決めています。
ところが、保育士として保育園内にいるときは園児の爪の長さが非常に気になります。
集団生活の場である保育園。
爪が怪我の原因となることも多いですから。
爪が伸びているかも、保育園では気が付きやすいが家庭では気が付きにくいことのひとつです。
仕事の休みや在宅勤務はバレない
仕事が休みなのに登園や勤務場所が在宅など、保育園の先生には言わなければ分からないと思っているであろうママ・パパは多いです。
一方、緊急時の連絡や家庭での親子の関わりの様子を把握するために、保育士たちは保護者の勤務地や勤務状況についての情報にはアンテナを張り巡らせています。
「今日はいつもより小さいバッグだから在宅では」とか、「昼に〇〇ちゃんちのパパがマラソンしてた」とか「非番の日に〇〇ちゃんママが美容室にいた」などの情報が担任同士でやり取りされていますよ。
登園・降園の様子を毎日同じ時間に見ているので、保育士たちは「いつもと違う何か」で保護者の勤務状況が推察できるのですね。
発熱でお迎え要請をする際に、「保育園からの連絡優先順1番はママの携帯になっているのに、今日は最初にパパの携帯にかかってきたのはなぜだ?」などと思うことがあるかもしれませんね。
このような場合は、「〇〇君パパは、〇曜日は在宅勤務に見える」という推測の元、保育園の近くにいるはずのパパの方に保育士が電話をしたというパターンでしょう。
まとめ
保育園内だからこそ気が付くことができたであろう子どもや家族の姿について、エピソードを紹介してきました。
職業柄か他の家庭といい意味で比較できるからか、子どもやその家族の特徴について気が付くことが多いのが保育士かもしれません。
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