JR北海道、ダイヤ改正で日中、北広島―千歳間の普通列車が分断へ 一部列車は737系で千歳―室蘭を直通
JR北海道は2023年12月15日(金)、来年3月のダイヤ改正の内容を発表した。千歳線では、日中時間帯の快速エアポート号が現行の毎時5本から毎時6本に増発されるが、これまで札幌―千歳間と札幌―苫小牧間を直通していた普通列車は北広島駅折り返しとなる。苫小牧から札幌方面に向かう普通列車は千歳駅での折り返しとなり737系電車のワンマン運転に改められる。一部列車では千歳駅から室蘭駅までの直通運転が行われる。
日中時間帯の普通列車の運行がなくなる北広島―千歳間については、この間の各駅に停車する区間快速エアポート号が毎時2本設定され、これまでの普通列車を補完する。また、区間快速列車でも4号車は指定席uシートが設定されることから、これまでエアポート号の停車がなかった島松、恵み野、サッポロビール庭園、長都の各駅からも指定券の発行が可能となる見通しだ。
2024年3月のダイヤ改正以降、日中の札幌駅からは千歳行と苫小牧行の普通列車は姿を消すことになることから、筆者が札幌発千歳行普通列車に乗車した時の様子について2023年11月26日付記事(来春のダイヤ改正で日中の札幌駅から姿消す、「千歳行」普通列車はどのような列車か)で触れたとおりであるが、来春のダイヤ改正までには日中の苫小牧行と合わせてぜひ乗り納めておきたいところだ。
一方で、日中の千歳駅にはこれまで見られなかった今年デビューしたばかりの737系電車が乗り入れをしてくるほか、新たに千歳発室蘭行の普通列車の設定が行われることになる。区間快速エアポート号についても、これまでuシート指定券の設定がなかった札幌―サッポロビール庭園駅などで指定券の発券が可能になる見通しな点も、趣味的には注目するべきポイントだ。
(了)