バーランダーの出遅れはアストロズだけでなくメッツにも影響!? 140イニングに届かなければ…
ジャスティン・バーランダー(ヒューストン・アストロズ)は、開幕に間に合わないかもしれない。MLB.comのブライアン・マクタガートによると、スプリング・トレーニング初日の2月14日に肩の不具合が発生し、調整のスケジュールは数週間遅れるという。
開幕に間に合う可能性もなくはないが、メジャーリーグ19年目の初登板は、開幕から数週間後になりかねない。
アストロズの開幕ローテーションには、バーランダー、フランバー・バルデス、クリスチャン・ハビア、ハンター・ブラウン、ホゼ・ウッキーディの5人が並ぶ予定だと思われる。バーランダーを欠く場合、代役の筆頭候補はJ.P.フランスだろうが、ヒューストン・クロニクルのマット・カワハラによると、フランスも肩を痛めているという。
昨オフ、アストロズからFAになったバーランダーは、ニューヨーク・メッツと2年8666万6666ドル(2023~24年)の契約を交わした。2024年に140イニング以上を投げ、翌年の開幕ロースター入りを妨げるような右腕の故障がなければ、2025年は年俸3500万ドルの選手オプションとなる。
昨夏のトレードで、バーランダーは、メッツからアストロズへ戻った。この際の取り決めにより、選手オプションが発生し、バーランダーがそれを行使すると、アストロズとメッツは、それぞれ、1750万ドルの支払いを負担する。
2022年は、右のふくらはぎを痛め、8月下旬から9月中旬まで離脱した。2023年は、肩の故障に見舞われ、開幕から1ヵ月出遅れた。それでも、両シーズンとも160イニングを超えた。2022年は、175.0イニングで防御率1.75。3度目のサイ・ヤング賞に選ばれた。2023年は、2チームで計162.1イニングを投げ、防御率3.22を記録した。
ただ、今年もそうなるかどうかは、予断を許さない。ハードルは、決して低くない。バーランダーは、今月20日に41歳の誕生日を迎える。
バーランダーをはじめとする、40代の現役選手については、こちらで書いた。