スタントンのシーズン25本塁打以上は10度目。歴代何番目の多さ!? 通算本塁打は50位まであと4本
9月2日、ジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)は、前日に続き、ホームランを打った。1日がシーズン24本目、2日は25本目だ。
スタントンは、今シーズンがメジャーリーグ15年目。「マイク・スタントン」だった時期を含め、25本塁打以上のシーズンは10度目だ。
二桁のシーズンで25本塁打以上は、47人目。18度のハンク・アーロンとバリー・ボンズを筆頭に、11度以上が30人いるので、スタントンら17人の10度は、歴代31番目の多さ、ということになる。
スタントンのシーズン本塁打は、マイアミ・マーリンズ時代の2017年に記録した59本が最も多い。あとの14シーズンは、40本塁打未満。2番目に多いのは、2018年の38本塁打だ。こちらは、ヤンキース1年目。スタントンは、2017年12月のトレードで、マーリンズからヤンキースへ移籍した。
25本塁打に届かなかった5シーズンのうち、2013年と2023年は、25本塁打にリーチをかけた。あとの3シーズンは、6月にメジャーデビューした2010年が22本塁打、2019~20年は3本塁打と4本塁打だ。
一桁本塁打の2シーズンは、どちらも出場25試合未満。この2シーズンに次いで出場が少ない2015年は、74試合で27本のホームランを打っている。
なお、現役選手でシーズン25本塁打以上が2番目に多いのは、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今シーズン、スタントンが10度目の25本塁打に到達するまでは、現役最多だった。
トラウトは、すでに終了した今シーズンがメジャーリーグ14年目。25本塁打未満の5シーズンは、いずれも出場82試合以下だ。10本塁打の今シーズンは、開幕から25試合で二桁に達したが、その後は4試合しか出場できなかった。
スタントンは、11月に35歳の誕生日を迎える。トラウトは、8月に33歳となった。それぞれの通算本塁打は、427本(歴代51位タイ)と378本(歴代76位タイ)。スタントンはマイク・ピアッツァ、トラウトはマット・ウィリアムズと並んでいる。スタントンとピアッツァのすぐ上は、431本塁打のカル・リプケンJr.だ。トラウトとウィリアムズの上には、379本塁打のオーランド・セペダとトニー・ペレスが位置している。
来シーズンは、スタントンが13年3億2500万ドル(2015~27年/2028年は球団オプション)の11年目、トラウトは12年4億2650万ドル(2019~30年)の7年目だ。