一杯入魂

博多のファンキーラーメン「二代目けんのすけ」。天神本店と久山店を展開し、ガツンとパンチの効いた濃厚豚骨が人気のお店です。その久山店へお伺いしました。
〈けんのすけ〉の歴史は2008年まで遡り、福岡市東区の若宮で〈初代けんのすけ〉が産声を上げました。その後、二代目へと継承され、2017年にこの久山店をオープン。そして2020年には本店を若宮から天神へ移し、2店舗とも博多ラーメンの人気店として営業しています。
久山店は、トリアス久山の前を通る大きな道路沿いにあり、広い駐車場も完備しています。

店内はL字型のカウンターとテーブル席もあります。開店からあっという間に満席。メニューは一杯入魂、妥協を許さない濃厚豚骨ラーメンを中心に、餃子や炒飯、人気の天津飯や唐揚げも並びます。ラーメンを待つ間も、お店全体に豚骨臭が漂います。

味玉ラーメン

味玉ラーメンをチョイス。他にも、チャーシューやのり、ネギに黒マー油なんかの各種メニューも選べます。ネギとチャーシュー、キクラゲに海苔はデフォのトッピングです。そこに味玉が浮かぶ一杯は、スープから獣臭が香る濃厚豚骨のインパクトある仕上がり。

２つの鉄の羽釜を使って炊き上げる〈呼び戻し羽釜豚骨スープ〉は泡が立ち濃度の高さが見るからに伝わる。シャキッとねぎや、大きくボリュームがある巻チャーシューのトッピングも美味い。

大量の骨を使い強火で炊き上げたスープは、濃厚な豚骨の風味がガツンとくる、まさにパンチが効いた味とはこのことでしょう。シンプルに豚骨とカエシだけで仕上げているようで、ストレートに純豚骨の濃厚さを追求する。これが博多のファンキーラーメン。

細麵ストレートもスープのインパクトを巻き込みながら、スルスルっといただけます。この濃厚な仕上がりは、少しやわめでいただくのが良いかも。モチモチっとした食感を楽しめますよ。

定番の味玉トッピング。スープの味わいと共に、とろりといただけます。

卓上にあるにんにく醤油。濃厚なスープにさらにアクセントを加え、濃いめの味がまた美味しく変化します。さらにファンキーな味わいに。

他にもゴマやペッパー、紅ショウガにラーメンダレなど。

オープン当初から受継がれる暖簾の文字。昔は、ラーメン・ファンキー・ホルモンだったのですが、現在はホルモンが名物の天津飯に変わってます。今では〈けんのすけ〉という博多ラーメンのブランドとして名を馳せる人気店。そして獣臭漂う濃厚な一杯は、多くのラーメンファンに親しまれています。博多を訪れたならば、ぜひファンキーなラーメンを一杯いかがでしょう。

博多ラーメン 二代目けんのすけ 久山店