【富田林市】段々状の緑の壁が続く要塞?なぜか地図アプリで紹介されておらず、謎が多い寺池台2号公園
金剛地区の寺池台をを歩いていると、突然緑の壁が段々畑のようになっている謎の場所を見つけました。
綺麗に刈り取られています。この日は天気も良いので緑が映えました。それにしてもずっと段々状に続いているので、まるで要塞か何かのように見えてしまいます。
位置を確認すると寺池台こども園の前にある緑の部分です。しかし公園や緑地の名前などが出てきません。
ここは当初公園とは違う私有の緑地帯なのかもしれないと思いました。
そこで、Yahoo!ではない他社様の地図で見たら、情報が出てくるのかなと思ったのです。ところが情報が出てこないどころか、緑地・公園を示す緑色表記もありません。謎が深まりますが、すぐ隣に金剛配水池・金剛加圧ポンプ場があるので、その敷地の一部のようにも見えます。
しばらく歩くとこちらの看板を発見しました。公園(寺池台2号公園)だったようです。普通、公園なら地図で普通に出てくるのになぜか出てきません。不思議ですね。
公園名がわかったので、「寺池台2号公園」で検索したのですが、なぜか全然別の場所、南海金剛駅の近くが表示されました。そして名称は「寺池台2号遊園」と出てきます。いったいどういうことでしょうか?
調べると、該当の場所は本当に寺池台2号遊園と呼ばれる場所があります。そして寺池台2号公園の場所には「金剛11号街区公園」というキーワードで引っ掛かりました。「街区公園?」ますます頭が混乱しました。
さらに調べると富田林市の「金剛地区の活動拠点(公園・緑地)」(外部リンク)で、情報が出てきました。街区公園とは公園の区分(種類)のことでした。
- 街区公園(住区基幹公園)0.25ヘクタールを標準(寺池台2号公園、久野喜台1号公園など)
- 近隣公園(住区基幹公園)2ヘクタールを標準(金剛中央公園)
- 地区公園(住区基幹公園)4ヘクタールを標準(寺池公園)
どうやら金剛地区を造成するときに公園を作る場所を決めていて、仮の名称として「金剛11号街区公園」を用いていて、町ができてから寺池台2号公園という正式名称を付けたものと考えられます。
地図アプリで仮の名前が出てきた理由はよくわかりませんが、少なくともこの公園の現在の名前は寺池台2号公園です。
公園を見ると基本は芝生に覆われた公園で、いくつかの大木が遠くに見えます。わずかながら児童遊具なども見えます。
そして、遠くに柵が見えて建物らしい物が見えます。あれが金剛配水池・金剛加圧ポンプ場と考えられますが、他の地域の事例では配水池の上に公園を整備しているパターンが多いようなので、もしかしたら公園の下は配水池の一部かもしれません。
確証を得ているわけでは無いので推測の域を離れることができませんが、仮に配水池だとすれば、階段で上がらないといけないような高台に公園がある理由やその公園が芝生主体で平たくなっている理由も頷けます。
階段の間、段差になっているところを見ました。
段と段の間も中に入れそうです。
少しだけ入って撮影してみました。
配水池を覆っている可能性?のある緑の塀を見ると「しがら柵」と呼ばれているもののように見えます。
傾斜地からの土砂の流出防止を目的として設置しているしがら柵は、里山などで注目を集めていますが、寺池台の公園でも活躍していたんですね。
というわけで寺池台2号公園を紹介しました。何かを覆うように緑の壁が段々畑のようになっていて、それにしがら柵を用いていること。なぜか地図では出てこないスポットで、かつて金剛第11街区公園と呼ばれたことなど、身近な公園でもいろいろ調べると面白い情報が出てきました。
寺池台2号公園
住所:大阪府富田林市寺池台3丁目10
アクセス:南海金剛駅からバス 寺池台3丁目バス停から徒歩3分
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