1度は行きたいけど、勇気が出ない人に。完璧な「はじめてのワインバー攻略」ワインマニアが教えます
※お酒は20歳になってから
一度は行ってみたいワインバー
お酒が好きならば一度は行ってみたいのがワインバー。でもワインってなかなかわからないし、ソムリエさんと話が合わなかったらどうしよう?
ここではワインの有資格者であり、ワインのあらゆるお店に行く筆者が、店主などともお話をした中で得た、はじめてでも絶対大丈夫になれる!ワインバー攻略法をお伝えします。
ワインバーは「初心者」を歓迎する
まず、ワインバーで「ワイン初心者」「ワインビギナー」を歓迎しないところはありません。ワインバーは、一人でも多くのお客さんに、ワインの魅力に気が付いてほしいと思っています。これからワインとたしなみたいと考えている人を嫌うわけがないのです。そのため、ワイン初心者の方はぜひ、思い切ってワインバーに行ってみてください。
気になる予算感は?
まず、ワインバーはボトルワインではなく、グラスワインで楽しめる点が魅力。おおむね、グラスワインの単価は、都心では1,200円~1,500円/杯が平均値と思っていただくのが良いでしょう。通常のビストロや居酒屋でワインを飲むと700円~1,000円の間。そのワンランク上です。それ以上(2,000円弱)の場合は、希少な銘柄や高級ワインバーとお考えください。
その分、銘柄の質は高く、厳選した銘柄が飲めると思っておいてください。おつまみをなしにして、グラスワインを3杯も飲めばチャージ込みで4~5,000円程度。ちょっと価格的に敷居は高いものの、以下の述べるコツを踏まえ、ゆっくりとお話をして楽しむようにしましょう。
メニューがないお店も多いため、予算感をあらかじめお伝えするのは◎。
5千円くらいで3杯程度、などあらかじめお伝えするのもよいでしょう。
ワインバーで心がけること①「初来店」の際はすぐ言おう
ワインバーに限らず、対面式のバーという業態は常連さんをとても大事にしています。ワインバーの店主・マスターはお客さんが来店されたときに顔を見て「常連さんか、そうでないか」を見極めるようにしています。
みなさんも、「会ったことが多分あるんだけど、名前が思い出せない方」に遭遇することがあるでしょう。この際の会話が気まずいのと同様に、ワインバーにおいても、「初来店orそうではないか」を確認したいというのが店主の心理なのです。そのため、店主から聞かれる前に「はじめて来ました」と開口一番お伝えすることは、お互い安心するためにも絶対お伝えしたい言葉です。
ワインバーで心がけること②「初心者」であることも伝える
ワインは、プロも真っ青な知識を持った素人がたくさんいます。ワインバーの店主や、ソムリエさんはそんなワインマニアに負けないように日々知識を付け、切磋琢磨しています。それゆえ、ワインの世界は、どうしても知識を披露するような「マウント」っぽい語り口調になったり、難しい専門用語を使いがち。
ワイン初心者やワインバー初心者の方は、まず自身が「初心者」であることを積極的に開示しましょう。
・ワインバーに興味があったが、今日初めてきた
・ワイン自体に興味があるが、ほとんど飲んだことない
このような情報をお伝えすることは、ワインバーの店主自身の肩の荷が下りると同時に、ワインバー側も平易な言葉を選ぶように努めてくれます。ワインに飲み慣れてない方であれば、重くて渋い銘柄を薦めるのは避けるべきですし、ワインは好きだがバーが初めて、ということであれば会話が主になるというものでしょう。
「初心者だから、怒られるかも知れない」という発想は真逆です。お酒をまるで飲まなかったり、相場がわからないのは困りますが、むしろ、初心者であるとワインバーはありがたいのです。
ワインバーで心がけること③味わいの好みは具体的に
ワインバーは「おすすめで」とお願いする流れになりがちですが、その際に好みを伝えるのはとても重要です。ワイン初心者の方で、ご自身のワインの好みがわからない方は、甘口か、辛口かは絶対に伝えましょう。
一般的に多用しがちな言葉である、すっきりフルーティーという指定は基本的には辛口のワインが出てくるものと思ってください。これはフルーティーを「果実味」という解釈をして、甘い辛いとは別軸で考えるプロが多いためです。
初心者ほど行きたい!ワインバー
いかがだったでしょうか。ここでは、ワインバーを初心者でも楽しむポイントをお伝えしました。ぜひ、おびえず、かつ店主との会話を楽しんでみてください。