非正規店で修理した『iPhone 8/8 Plus』に不具合? タッチスクリーンが反応しなくなる
iOS 11.3をインストールしたAppleのスマートフォン『iPhone 8』と『iPhone 8 Plus』の一部の端末で、タッチスクリーンが反応しなくなる不具合が起きていると4月上旬から海外で話題となっています。
問題が起きているのはApple以外の修理店、つまりサードパーティ(第三者)の修理店で液晶ディスプレイを交換したiPhone 8とiPhone 8 Plusで、iOS 11.3のインストール後からディスプレイが反応しなくなっているそうです。
そのほかにもiPhone 8、iPhone 8 Plus、『iPhone X』の3機種で、Appleのオリジナル部品を使って液晶ディスプレイを交換した場合でも、明るさの自動調整機能やTrue Tone機能が作動しなくなる不具合が確認されているとのことです。
この問題を認識しているかどうか、4月10日にApple広報に対してメールで回答を求めましたが、今のところコメントはありません。
修理会社「おそらくはソフトウェアのバグ」
上記で紹介した2つの不具合について、アメリカのスマホ修理会社『iFixit』は「Appleによる意図的なものではなくおそらくソフトウェアのバグだろう」と報告しています。
というのも以前にもiPhoneをApple以外で修理した際に、「エラー53」と表示されてiPhoneが文鎮化する同様の問題が起きており、今回の不具合もこれと似たようなものだと考えられるからです。
「Appleが非正規店での修理を締め出そうとしているのでは?」という見方もできなくはないですが、海外では「iPhoneを自分で修理する権利」をめぐって裁判がたびたび起きており、新たな訴訟のタネをまくような真似はしないでしょう。
ともかく、iPhone 8/8 Plusユーザーは修正版のiOSが配布されるまでiOS 11.3をインストールしないことをオススメします。