AKBの”株主総会”と、政治の世界の”選挙”を関連付ける変な議論
AKB総選挙、今年も盛り上がったみたいで。
雨の中、さらには先日に事件あったばかりで関係者やファンの人にとっては、色々と大変だっただろうと思います。
お疲れ様です。
AKB総選挙と政治の選挙を関連付けて話す人が多すぎる
この時期毎回起きる話があります。
「なぜ、AKBの選挙は盛り上がるのに、実際の政治の選挙は盛り上がらないのか」
「AKB選挙はどうして若者をまきこめているのか」
若者と政治をつなぐ活動をしている活動をしているとこんなことをよく聞かれます。
確かに同じ選挙です。
高齢の人や、一部の人だけがやっているイメージの政治の選挙。
若者も含む多くの人が盛り上がっているイメージのAKB選挙。
大きく違います。
AKBは”株主総会”である
AKBは選挙じゃないということをはっきりさせたい。
AKBの選挙権は一人一票ではなくて、CD一枚一票。
要は株主総会と同じです。
お金を使ってCDを買えば買うほど結果に影響を与えれるわけです。
いくら思いがあっても、一人一票でしかなく、
たかが一票にすぎない。
ということもないです。
さらには「若者の数が少ないから、どうせ高齢者の意見が通るんだろ」と、若者が思うこともありません。
情熱を持っている人は、情熱の分だけ影響を与えることができることこそ、AKB"総選挙”の盛り上がりの最大の要因です。
裏を返せば盛り上がりほどには、多くの人が関わっていないのかもしれませんが。
制度があまりにも違う両者を比べて、議論するのは変な話です。
政治家や行政関係者でさえも、両者を比べたがる人がいるのは、ほんとに勘弁してもらいたいと思います。
とはいえ、AKBから政治は学ぶこともあります。
AKBの方のファンへの姿勢や、演説のうまさ、”選挙”以外の時期でのファン獲得のための活動などなどはさすがです。