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エンジェル・スタジアムで100本塁打以上は5人。大谷翔平は99本

宇根夏樹ベースボール・ライター
マイク・トラウト(左)と大谷翔平 Mar 5, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 エンジェル・スタジアム(エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイム)は、今から58年前の1966年に、アナハイム・スタジアムとしてオープンした。エンジェルスの6シーズン目だ。1998~2003年の名称は、エディソン・フィールド(エディソン・インターナショナル・フィールド・オブ・アナハイム)だった。

 この球場でレギュラーシーズンに通算100本以上のホームランを打った選手は、5人いる。トップ10は、以下のとおり。

筆者作成
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 190本塁打のマイク・トラウトと160本塁打のティム・サーモンは、エンジェルス以外のユニフォームに袖を通していない。アウェーを含めた通算本塁打は、それぞれ、378本と299本だ。トラウトは、2022年4月26日にエンジェル・スタジアムでは160本目となるホームランを打ち、アウェーの1本塁打を挟み、翌月9日にサーモンを上回った。

 128本塁打のギャレット・アンダーソンは、17シーズンのうち、最後の2シーズンをエンジェルス以外で過ごした。2009年がアトランタ・ブレーブス、2010年はロサンゼルス・ドジャースだ。エンジェルスを去った後、エンジェル・スタジアムでプレーしたのは、2010年6月22日と23日の2試合。計7打席に立ち、シングル・ヒットを1本打った。

 114本塁打のブライアン・ダウニングは、ア・リーグの3チームでプレーした。アナハイム・スタジアムで打ったホームランは、1973~77年のシカゴ・ホワイトソックス時代が0本(27試合)、1978~90年のエンジェルス時代が113本(832試合)、1991~92年のテキサス・レンジャーズ時代は1本(12試合)だ。

 110本塁打のアルバート・プーホルスは、エンジェルスの他に、セントルイス・カーディナルスとドジャースでプレーしたが、エンジェル・スタジアムの試合に出場したのは、エンジェルス時代だけだ。

 この5人に次ぎ、エンジェル・スタジアムで打ったホームランが6番目に多いのは、大谷翔平(ドジャース)だ。あと1本打つと、三桁に達する。

 ドジャースの選手として初めてこの球場でプレーした9月3日は、4打数1安打。三塁打を記録した。これから始まる9月4日の試合を終えると、ドジャースが次にエンジェル・スタジアムで試合を行うのは――スプリング・トレーニング中のエキシビション・ゲームを除き――来年の8月11日~13日となる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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