【富田林市】米がない!新米による米不足解消を期待して、地元米どころ東條地区の田んぼを見てきました
8月中旬以降、米不足が連日ニュースで賑わうようになりました。スーパーでも米がなくなり、入荷したという情報が流れれば1日で品切れになるほどの異常さ。こうなると秋の新米を待つしかありません。ところが今度は大型台風が接近しており、稲への影響も心配です。
とても気になった私は、台風が来る前に富田林の米どころ「ひのちゃん」で有名な東條地区に行って稲の様子を見ることにしました。
現地に行ってみると、現時点では稲の生育は順調のようで、多くの赤とんぼが飛んでいました。撮影しようとがんばったのですが、赤とんぼの動きはとても素早く、かろうじて1匹だけ収めることができました。
見えにくいので拡大しました。余談ですが赤とんぼが田んぼに集まる理由は、産卵のためだそうです。
さて、米のほうを見てみましょう。まだ青いですが、米粒になる部分が出来上がっているのがわかります。
拡大しました。台風を乗り越えて無事に収穫できるまで頑張って欲しいところです。
と思っていたら、遠くに黄色い帯のようなものが見えました。
色は違いますが、黄色い一面も田んぼのようです。
近づいてみました。同じ米なのに、明らかに生育状況が違います。右側は青く立った状態なのに、左側は首を垂れています。一体どういうことでしょうか?稲を育成している人に直接聞いていないので断定はできませんが、大阪府のページ(外部リンク)に参考になる情報を見つけました。一部引用します。
リンク先は北摂の話なので南河内とは少し違うかもしれません。それでも米の品種「ひのひかり」と「キヌヒカリ」とでは収穫の時期が1か月も違う、恐らくこれが生育状態の全く異なる田んぼがある理由と想像できました。
青い方を見ましょう。大阪府の情報では10月中旬の秋祭りの頃に刈り入れされる「ひのひかり」と考えられます。
拡大しました。直線に立っている状態と、少し首を垂れているものと二種類あります。
さらに拡大すると、直線になっている田んぼの周りに白いものが見られます。どうやらこれは稲の花のようです。
公園などで季節の花をよく見かけますが、稲の花をじっくりと眺めたのは、意外に初めてかもしれません。
次に収穫間近のほうです。大阪府の情報では「キヌヒカリ」と考えられるほうです。
近づくと完全に首が垂れています。素人目からしたら、いつでも刈入れできそうですね。
台風が心配ですが、ここまで来たら無事に乗り越えて、収穫して欲しいと願うばかりです。
今日、明日のあたりは台風が近づいているためにお勧めできませんが、台風が過ぎ去ったあとに、生育の異なる田んぼの様子を眺めながら、秋に採れる稲の実りに感謝しつつ、新米が従来通りに入荷するのを期待してはいかがでしょう。
東條地区で見た生育状態の違う田んぼ
住所:大阪府富田林市佐備
アクセス:近鉄富田林駅からバス 中佐備バス停から徒歩圏内
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