【ポイントは1つ】芸能人並み!?「ワイン」の格付けチェックを見分ける方法
※お酒は20歳になってから
お正月と言えば、ワインの格付けチェック
お正月番組の代名詞ともいえるのが「100万円のワイン vs 5000円のワイン」。芸能人が目隠しでどちらが100万円のワインかを当てる企画です。
特に毎年1問目に登場する「ワイン」は、一流芸能人がスマートにワインの高い安いを当てるさまが爽快ですよね。せっかくならば視聴者側も、どちらが高いか当てるようなチャレンジができればいいですよね。
テレビ越しだとワインってわからない…
ただし、テレビ越しである以上、ワインの香りがわかるわけでもなく、味がわかるわけでもない。これをなんとか当てる方法はないでしょうか?
この記事では、せっかくならば番組をもっと楽しむためのコツをお伝えします。
そもそも100万円のワインってなんだ??
まず、これまでの「100万円のワイン vs 5000円のワイン」に出てきた100万円ワインの大半は、年数が経ったヴィンテージもののワインである事と言う点です。
ワインはその年々によりつくられるものです。そして、古いワインというものは、今後在庫が増えるものではありません。さらには、適切な保管環境(一般的に16度以下の温度管理)が必要であることから、保管コストもかかります。特に著名・有名なワインは、世界中の大富豪が欲しいわけですから、一気にその値段はプレミアム化します。
たとえば超有名なロマネコンティは、ロマネコンティという名の畑でとれたブドウのみで、年に1度作られるワインです。敷地が限られてますので、生産本数は約7,000本/年です。これを世界中の富豪が取り合い、高騰するわけです。
つまり、原則100万円級するワインというのは
①超有名で、生産本数が少ない。もしくは需要と供給が全く合ってない。
②一定の年数が経っていて保管コストがかかるもの
この2つに当てはまると一気に値段が上がるというわけです。有名で、古いワインは高いと覚えておきましょう。
ワイン資格持ちはここを見る「ワインの色」
さて、結論を言うと、そのようなワインを見分ける際に、原則は「ワインの色を見る」のがポイントです。赤ワインであれば、ワインの液体の色は年数が経つと、徐々にレンガのような茶褐色に変容していきます。
赤ワインで言うとざっとこのような色調変化をします。古いワインほどオレンジや茶が入ったような色調に変容していきます。100万円の高いワインは、古いワインであると仮定してテレビ越しに見てみてみましょう。また白ワインであっても、年数が経つと、濃い黄色から琥珀色に変容していきます。
とはいえ、この差は繊細なもので、番組では、ワインがグラスに注がれる瞬間の色や、特に、ワインの液面のフチに注目しましょう。一流芸能人はグラスを画像のようにかざしますが、
丸の部分で囲ったフチの部分を見ていくと、色調がわかりやすくなります。色調がより茶褐色がかっている方が本命のワインの可能性が高いということになります。
またこのようなデキャンタと呼ばれるワインの香りを立たせる道具に入れられる場合もあります。この容器から注ぐこともありますので、「色」をとるチャンスは番組中に多くあるということです。
例外がある!超高級ワイン
例外があります。それは「新しい年号」でも100万円に達するワインが一部存在するということです。番組中で発表される値付けは、希望小売価格ではなく、レストラン価格を基準にされることが多くあります。希望小売価格よりも、レストランでの提供価格の方が価格は「上」になりますから、銘柄の範囲も広がることになります。
新しい年号でも100万円級のワイン
・DRC ロマネコンティ
・DRC ラターシュ
・DRC リシュブール
・ル・パン
・シャトー・ペトリュス
この辺りが超高級ワインと呼ばれる銘柄で、古くなくても100万円に達します。ワインの色調は「古いほど変化する」という原則がありますので、これらの銘柄の新しい年号のワインでは、パッと見では5,000円のワインと変わりません。そうすると、いよいよTV越しでは判別がしづらいものとなっていきます。仮に番組サイドが超難題を出題するならば「新しい年号同士の比較」であれば、一部のプロでも間違いかねないといっていいでしょう。
まずは色!茶やオレンジに近いのはどっち?
いかがだったでしょうか?今回の記事ではテレビ越しでわかる!「100万円のワイン vs 5000円のワイン」の見分け方でした。一部例外はあるものの、色調を見るという楽しみが増えると「ワイン」の考察はますます奥深いものとなってきます。
繰り返しとなりますが、新しい年号同士の比較であった場合は、いよいよTV上での判別は不可能になってきますので、その場合は「今年は難問だった…!」とご理解されるのが良いでしょう。ご参考ください。