無意識に子どもに言ってるかも…!親が知っておきたい”ダブルバインド”
”ダブルバインド”という言葉を聞いたことがありますか?
親なら誰もが無意識にダブルバインドをしてしまっている可能性があります。
私も使っていました(汗)
ダブルバインドを使った言葉の例を挙げてみましょう!
【スーパーにて】
母「お菓子100円までならどれでもいいよ」
子「やったー!じゃぁコレ!」
母「それは体に悪そうだからダメ」
【きょうだいげんか】
父「どっちが先に手を出したんだ?怒らないから言ってごらん」
子「僕…」
父「叩いたらダメって前にも言っただろ!!(怒)」
【ゲームをやめない】
母「ゲームやめなさい!やめないなら捨てるからね!」
子「え~…(ゲームを続ける)」
母「もうおしまいにしなさいよ!」
→ゲームを捨てない
わかりましたか?
言っていることや行動が矛盾しています。
”ダブルバインド”とは、言った言葉や行動が矛盾していて、相手を混乱させてしまうことです。
ダブルバインドを使うことで、子どもの発達に危険が及ぶことがあります。
①親を信用しなくなる
言っていることの矛盾が続くことで、子どもは親の言葉を信用しなくなります。
結果、言うことを聞かなくなったり、親の言葉に耳を傾けようとしなくなります。
②自己主張しなくなる
自分の意見を伝えても、親の意見に直されてしまうことが多いダブルバインド。これが続くと、子どもは自己主張することを諦めるようになります。
③コミュニケーション能力の低下
親の言葉づかいは子どもに影響します。
同じように友達やきょうだいに対してダブルバインドを使うようになったり、矛盾のある会話をしても気にしなくなってしまいます。
ダブルバインドを使わないために
①親は自分の言葉に責任をもつ
言ったことは必ず守りましょう!自分の言葉に責任を持つことで、安易に「置いてくよ」や「捨てるからね」という言葉は使わなくなっていきます。
②選択肢を明確にした声かけ
「なんでもいいよ」と言ってしまうと、結局最後に「それはダメ」と、ダブルバインドになってしまうパターンが多いのです。
「〇〇か△△のどっちかならいいよ」というように、選択肢を狭めて返事が「ダメ」にならないようにしましょう!
③共感してから理由を話す
もしもダブルマインドになってしまいそうなときやなってしまったときには、すぐに否定はせずに子どもの気持ちに共感してから、理由を話しましょう!
【例①】
母「お菓子100円までならどれでもいいよ」
子「やったー!じゃぁコレ!」
母「おいしそうだね!でも、ごめんね。これは体に悪いモノが入ってるみたい。コレかコレなら大丈夫そう!どっちにする?」
【例②】
父「どっちが先に手を出したんだ?怒らないから言ってごらん」
子「僕…」
父「叩いたらダメって前にも言っただろ!あ…怒らないって言ったのに大きな声を出してごめんな。前にも伝えたから〇〇はわかってくれていると思ったんだ。」
まとめ
ダブルバインドは無意識に言ってしまうことが多いです。思い当たるところがあった人は、これから自分の言葉かけに意識を向けていけるといいですね!
このほかにも子育てに役立つ情報を投稿しています!最後までお読みいただきありがとうございました。