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三宅島空の玄関!東京都三宅島空港

宙船乗り物大好きライター・そらふね

三宅島は東京都心部から約180km南にある東京都の離島。三宅島には空の玄関・三宅島空港があり、飛行機やヘリコプターを利用した往来が可能です。しかも大半の旅行者にはきっと通常の空旅と違った経験になるでしょう。前半は三宅島空港発着旅の魅力と小型機・ヘリコプターでのあるある、後半は三宅島空港ターミナルについて紹介します。

私が作成した三宅島空港紹介動画です。

速く、日中に移動するなら空路

東京の南にある三宅島への移動手段は海路と空路。速く、日中のうちに移動したいなら飛行機やヘリコプターです。東京都心の西にある調布飛行場から三宅島空港までわずか50分、新中央航空(外部リンク)の小型飛行機が1日3往復しています。また隣の御蔵島のほか、本州に最も近い伊豆諸島の大島へは東京愛らんどシャトル(外部リンク)のヘリコプターで素早い移動も可能。そんな輸送を支える空の玄関が三宅島空港です。

発着場所は悩み無用

三宅島は海の状況で大型客船が発着する港が変わります。島西部・錆ヶ浜港(空港から約10.3km)、北西部・伊ケ谷港(同約14.5km)、東部・三池港(同約1.4km)のどれかで、しかも3か所の港同士は徒歩で移動出来る距離ではありません。一方三宅島空港は島東部に1か所、悩み無用です。

体重が絶対秘密ならゴメンナサイ!

新中央航空の調布発着便は19人乗りの小型機、東京愛らんどシャトルのヘリコプターは9人乗りと小さめ。2社とも安全確保のため、出発空港カウンターで体重を質問されます。しかも座席は小型機やヘリに乗る直前に発表!旅行者にはドキドキものです。

自分の体重は絶対秘密という人は、三宅島空港発着の飛行機やヘリコプターに残念ながら乗れません。また持込荷物の大きさ、内容、量によっては厳しい制約となる場合も。更に小型機やヘリコプター共に客室乗務員は乗っておらず、パイロットのみの運航です。

ターミナルビルはコンパクト

三宅島空港ターミナルビル
三宅島空港ターミナルビル

三宅島空港ターミナルビルは1階建ての建物で、中にあるのは新中央航空・東京愛らんどシャトル(東邦航空)の受付カウンター、手荷物検査場、搭乗待合室、トイレ、そして飲料の自動販売機と最低限の設備。残念ながらターミナル内に喫茶やレストラン、土産店等はありません。食事や土産は飛行機やヘリコプター搭乗前に準備等を済ませましょう。なお最寄りのそば店までは約200m弱です。利用する場合は開店日時を事前に確認してください。

三宅島には島を一周する三宅村営バス(外部リンク)が運行されており、空港前にも乗り入れます。しかし飛行機やヘリのダイヤに合わせた運行ではありません。レンタカー、宿泊施設、レジャー施設などが決まっている場合は、事前に出迎え・見送りを予約することをおすすめします。

三宅島空港ターミナルビル脇のモニュメント
三宅島空港ターミナルビル脇のモニュメント

展望デッキはないので、出迎え・見送りはターミナルビル脇をおすすめします。近くにモニュメントがありますので、目印にしてください。

三宅島空港利用で楽しい島旅を!

東京の南にある三宅島は見所いっぱいの東京都の離島。旅行に速くて便利な飛行機やヘリコプターを使えば、船旅とは違う楽しみを堪能出来ます。三宅島への旅に三宅島空港を利用した空の移動で出かけてみませんか。

乗り物大好きライター・そらふね

地元北海道を中心に日本を旅するフォトライターです。フェリー・飛行機・鉄道旅が得意分野。船会社で船員管理・港業務・営業を経験後、旅行サイトでライターとなる。船・地方空港・名所・ホテルを紹介する記事を多く掲載しました。乗り物移動をより楽しくがモットー。

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