ヤンキースはアストロズにもマリナーズにも追いつく可能性があるが、ポストシーズン進出は完全消滅
9月25日、ニューヨーク・ヤンキースは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスを破り、シーズン79勝目を挙げた。レギュラーシーズンの残りは、あと6試合だ。ここからすべて勝つと、シーズン85勝となる。
ア・リーグ東地区では、ボルティモア・オリオールズ、タンパベイ・レイズ、トロント・ブルージェイズの3チームが、いずれも87勝以上を挙げている。西地区首位のテキサス・レンジャーズも、87勝だ。
一方、ワイルドカード・レースの3位と4位に位置する、ヒューストン・アストロズとシアトル・マリナーズは、85勝と84勝。ヤンキースは、どちらのチームにも勝ち越している。
けれども、ヤンキースのポストシーズン進出は、9月24日に敗れ、残る7試合のすべてに勝っても85勝となった時点で、完全に消滅した。
アストロズとマリナーズは、9月25日から3試合で顔を合わせる(9月25日の試合も、まだ始まっていない)。このシリーズの勝敗は、アストロズが3勝(A)、アストロズが2勝でマリナーズは1勝(B)、アストロズが1勝でマリナーズは2勝(C)、マリナーズが3勝(D)の4パターンだ。
Aの場合、アストロズは88勝以上(85+3)となる。Bはアストロズが87勝以上(85+2)、Cはアストロズもマリナーズも86勝以上(85+1/84+2)、Dはマリナーズが87勝以上(84+3)だ。
東地区と西地区の首位を除き、少なくとも3チーム――レイズとブルージェイズに、アストロズあるいはマリナーズ――が86勝以上となるので、ヤンキースはワイルドカードをゲットすることができない。
2017年以降、ヤンキースは、6年続けてポストシーズンに進出していた。