藤浪晋太郎は開幕ロースターに入れない!? 元・北海道日本ハムのマイケル・トンキンは防御率0.00
3月15日、今春4度目のマウンドに上がった藤浪晋太郎(ニューヨーク・メッツ)は、1アウトも記録できなかった。8回表の先頭打者から、与死球、暴投、与四球、暴投、暴投で1失点。さらに、2人を歩かせたところで交代し、次の投手が2死から2人に生還された。
その前の3登板は、7日が3人に投げていずれもアウト、10日が6人中4人を出塁させ――被安打3本と与四球1――0.2イニングで降板、13日は最初の登板と同じだ。ここまでは、好投とそうではない登板が交互になっている。
他チームもそうだが、開幕ロースターの26人中、リリーバーは8人だろう。メッツの場合、スプリング・トレーニングの結果にかかわらず、エドウィン・ディアズ、ブルックス・レイリー、アダム・オッタビーノ、ドルー・スミス、ジェイク・ディークマンの5人は決まりだと思われる。
あとの3人は、ホルヘ・ロペス、マイケル・トンキン、ショーン・リード-フォーリーが有力ではないだろうか。
クローザーのディアズは、1登板しかしていないが、怪我が理由ではない。MLB.comのアンソニー・ディコモによると、妻の出産が迫っているため、チームを離れているという。
千賀滉大が出遅れるローテーションと違い、今のところ、怪我に見舞われているリリーフ投手はいない。また、上に挙げた11人中、マイナーリーグ・オプションが残っているのは、藤浪だけだ。
なお、トンキンは、2018年に北海道日本ハム・ファイターズで投げた後、なかなかメジャーリーグには戻れず、マイナーリーグだけでなく独立リーグとメキシカン・リーグでも投げたが、昨年、アトランタ・ブレーブスの開幕ロースターに入り、6年ぶりのメジャーリーグ復帰を果たした。そして、防御率は4.28ながら、45登板で80.0イニングを投げ――過半数の24登板が2イニング以上――ポストシーズンでも初めて登板した。