Yahoo!ニュース

ブラタモリで話題 奥大井湖上駅の展望所はどう行くの?

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏のエモ静ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!(記事一覧TwitterInstagram)です。

1月14日のブラタモリで、タモリさんが、念願をかなえて訪ねた奥大井湖上駅。どのように行けばよく、どのように旅行プランを組めばよいのでしょうか? 

近鉄特急のお下がりも走ります
近鉄特急のお下がりも走ります

大井川鉄道(鐡道)の始発駅は、東海道線の金谷駅。東京からなら、静岡駅で乗り換えて約30分。新大阪からなら、浜松駅で乗り換えて約40分です。

大井川鉄道は、千頭駅で、南北2つに分かれています。金谷駅から千頭(せんず)駅までは、電車が走る区間。千頭駅から北は、トロッコ列車が走る区間です。SLは金谷駅が狭く、方向転換できないため、1つ先の新金谷駅が始発・終着となります。

※SLは運転日にご注意ください。

※追記 新たな運休情報 閑蔵⇔井川(奥大井湖上駅より先の区間です)は、井川駅での構内工事のため、1/23~2/3の期間運休します。

SLは後回しにして、千頭駅へ。奥が金谷から乗車してきた普通列車。手前が、SLの1つ、機関車トーマス号です。

※2023年1月現在、台風の被害で、金谷~家山が通常運転、家山~千頭が代行バスとなっています(大井川鐡道公式サイト)。SLは、新金谷~家山の運転です。なお、1月15日以降、トーマス号はいったんお休みし、C10形という通常のSLが担当しています。

千頭駅の奥の方に、千頭駅から北へ向かう、トロッコ列車が停車しています。

ブラタモリでも紹介されたのが、機関車と線路を歯車のようにかみ合わせて急坂を登る、アプト式。

これを採用している区間は、その名も、アプトいちしろ駅から北へ1駅の急坂の区間です。そのため、アプトいちしろ駅では、専用の機関車の増結を行います。

トロッコ列車ですので、窓は全開でき、外の空気や自然の音が感じられます!

※初出時 「窓はなく」から訂正しました。

タモリさんが訪ねた、奥大井湖上駅です。文字通り湖の上にあります。

右の階段を登ると、駅と湖が見えるカフェがあり、鉄道ミステリー作家・西村京太郎のドラマ(最終回)では、ここで結婚式を挙げた、十津川警部の後輩が命を落としています! カフェの様子は、下の記事で紹介しています。

さよなら西村京太郎 ドラマ最終回で見せた鉄道愛と好奇心、社会派の原点

タモリさんが訪ねた、奥大井湖上駅を望む展望スポットへ行くには、何と湖上のこの橋を渡らなければなりません! 

怖いのは湖側の右側ですが、腕の辺りまで金網があります。筆者(とらべるじゃーな!)は、吊り橋はまず渡れない、高所恐怖症ですが、この橋は渡れました!

まず、逆側にあるそれなりに怖い遊歩道で訓練し、慣らしてから渡るのがおすすめ。なお、クルマを使って渡らずに、展望スポットにたどり着く方法もあります(クルマで、奥大井湖湖上駅だけ訪ねたい方もOK)。次のページの巻頭特集に掲載しました。

関東周辺1泊2日ずらし旅・穴場20選|モデルコース(とらべるじゃーな)

こちらが、タモリさんがずっと行きたかった、奥大井湖上駅を望む絶景です!

ぜひトロッコ列車が走っているときに撮影したい場所です。そのため、撮影したい列車の時刻を調べ、その前後に、奥大井湖上駅を発着するトロッコに乗るスケジューリングが必要です。

さて、大井川鉄道(鐡道)を旅するなら、ぜひ見て(乗って)おきたいポイントは、4つあります。

① SLに乗る SLは新金谷駅~千頭駅(※一部区間運休中、2023年1月現在)を走ります。大井川鐡道公式サイトで予約し、現地で発券を受けます。そのため、乗車時刻よりも早めの到着が必要です。乗車券は、往復なら大井川本線フリーきっぷ(金谷駅などで販売)が少し安いです。

② トロッコ列車に乗る 千頭駅から北を走ります。予約や特別料金は不要です。なお、アプト式で走るのは、途中のアプトいちしろ駅から北へ1駅の区間です。

③ 奥大井湖上駅に行く トロッコ列車に乗り、下車します。多くの人が、徒歩15分の展望スポットへ往復してから、出発します。(怖くて渡れなかったら、カフェで列車を待ちます)

大井川鉄道(鐡道) 大井川第一橋梁を撮影 この景色は、大井川鐵道 川根温泉ホテルから撮影できます。

以上4つなら、なんと1泊で回れます。プランニングのさいは、下のページの巻頭特集をご覧ください。

関東周辺1泊2日ずらし旅・穴場20選|モデルコース(とらべるじゃーな!)

記事一覧を見る読者登録(フォロー)する。右下のいいねボタンなどで、自腹の現地取材を応援願います!

穴場ずらし旅、愛好家

関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビに旅の専門家として出演(2023年4月)。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住、旅行歴500泊以上。

とらべるじゃーな!の最近の記事