沖縄で梅雨明け 本州は大雨シーズンへ
今日(14日)、沖縄地方で梅雨が明けました。もう、梅雨明けかと、驚く方も多いかもしれませんが、沖縄の梅雨明けの平年日は6月23日です。今年の梅雨明けは平年より9日早くなりました。
結局、沖縄の梅雨は先月14日から昨日までの1か月間、いつもの年より2週間ほど短くなりました。梅雨の期間は短かったものの、雨量は平年を上回り、那覇では平年の1.8倍の515ミリでした。ホッと一息、水不足の心配は遠のいたようです。
一方、全国的にみると、雨不足が深刻で、梅雨入りしてからほとんどまとまった雨が降っていません。最近1か月間の雨量は平年の半分以下となっています。雨不足の影響は、すでに農作物全体に現れているそうで、キュウリやナス、キャベツなどの夏野菜が大きくならない、稲の成長も遅れているとか。このままでは、近いうちに、夏野菜の値段が高くなりそうです。
沖縄の梅雨明けは本州の大雨シーズンの始まりです。
現在、梅雨前線は天気図から消えていますが、来週は梅雨前線がはっきりしてきます。
梅雨前線は南に下がるときに、大雨になりやすいため、今のところ、来週の火曜日から木曜日にかけて、まとまった雨が降る可能性があります。その後の見通しは、はっきりとは分かりませんが、例年、6月下旬から7月上旬は、大雨多発期間です。
今年の梅雨はいつもと違う印象でしょうか。
でも、毎年、梅雨の天気は多彩で、油断は禁物です。最近の天気は梅雨に限らず、極端になりやすいと感じています。空梅雨から一転、豪雨災害にならないよう、恵みの雨が欲しいものです。
【追記】
沖縄の梅雨明けが早かった記録は、1951年以降で
1位:6月9日(2011年) 2位:6月10日(1996年、1980年、1971年)
今年はこれに次ぐ早さです。