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【発見】オーストラリアの中心で大自然のアクティビティを楽しむ旅!アリス・スプリングス

くろにゃんホテルとグルメのライター
キングスキャニオンの砂岩壁頂上付近

オーストラリアの内陸、北部準州のノーザンテリトリーにあるアリス・スプリングスを旅してきました。スケールのとてもとても大きな自然に触れ合い、トレッキングをしたり、朝陽・サンセット・満天の星を眺めました。また砂漠に暮らす生き物に出会い、ラクダに初めて乗れたのも楽しい思い出です。

まずは前編です。リゾート感満載のホテル、グルメ情報もお見逃しなく!

アリス・スプリングス

左:グーグルマップで正真正銘のオーストラリアの真ん中! 右:メルボルン空港で撮影したカンタス航空機
左:グーグルマップで正真正銘のオーストラリアの真ん中! 右:メルボルン空港で撮影したカンタス航空機

アリス・スプリングスは、マップで見るようにオーストラリアの中心部にあります。

成田空港からメルボルン経由でアリス・スプリングス空港へ到着。日本との時差はわずか+30分。乗り換え時間を含めて約15時間かかりました。

どこまでも赤土と植物と空が続く広大な大自然。
どこまでも赤土と植物と空が続く広大な大自然。

空港に降り立つと赤い台地。鉄分を含んだ赤土が美しく広がっていました。アリス・スプリングスとその周囲の一帯はレッドセンターと呼ばれています。

アリス・スプリングス・デザートパーク

カンガルーと目が合った瞬間。
カンガルーと目が合った瞬間。

「アリス・スプリングス・デザートパーク」は、中央オーストラリアを代表する環境教育施設です。(有料)このエリアに生息する動植物や爬虫類(はちゅうるい)などを順路に従って自由に散策できます。

左:セントラル・ネッテッド・ドラゴン、右:ディンゴ
左:セントラル・ネッテッド・ドラゴン、右:ディンゴ

カンガルー、タイリクオオカミの亜種であるディンゴ、エリマキトカゲなどの爬虫類から魚類まで、日本では見られないような数々の生き物に出会えて感激しました!

左:鳥のショー、右:水辺には野鳥も現れる。
左:鳥のショー、右:水辺には野鳥も現れる。

ネイチャーシアターでは鳥のショーがあり、どう猛なハヤブサや真っ白なフクロウなどが登場して楽しませてくれました。

記事の都合でほんの一部しか紹介できませんでしたが、珍しい植物もいっぱいあって、1日いても飽きないほど。

生態系を知るうえでどなたにも訪れてほしいレッドセンターの縮図ともいえる施設です。

サンライズアウトバック・バルーニング(熱気球)

年間300日以上は催行されるそうです。次は気球からこの夜明けを見たい!
年間300日以上は催行されるそうです。次は気球からこの夜明けを見たい!

夜明け前に集合し、サンライズやマクドネル山脈の景色を楽しみながら飛行する熱気球「サンライズアウトバック・バルーニング」は人気のアクティビティーです。

この日はあいにくの天気で飛行中止となってしまいましたが、建物がほとんどない台地の地平線から登る太陽が見られました。

ウエスト・マクドネル山脈国立公園

シンプソンズ・ギャップ・ウォーク

2つの岩山の間をウォーキング。
2つの岩山の間をウォーキング。

アリス・スプリングスの西にあるウエスト・マクドネル山脈国立公園は、壮大な景観が美しい約161kmに広がる国立公園です。

砂の下には川が流れているそう!そこから水を吸うので大きな植物も生きていける。
砂の下には川が流れているそう!そこから水を吸うので大きな植物も生きていける。

赤茶色の巨大な岩山が続くシンプソンズ・ギャップの渓谷をウォーキング。そびえ立つ崖と山脈の壮大な景色に、長い風化の年月を感じながら砂地を歩きました。

スタンドレー峡谷

左:高さ80mの2つの岸壁、右:落雷により避けた木
左:高さ80mの2つの岸壁、右:落雷により避けた木

スタンドレー峡谷は高さ80mの岸壁が息を飲むような景観です。ここで自分入りの写真を撮ればよかったと悔やまれます。

シーフードのフリットやサラダ、ハンバーガーなどがおいしかった。
シーフードのフリットやサラダ、ハンバーガーなどがおいしかった。

公園内にあるカフェでは、ディンゴが描かれたかわいい赤いテーブルに座って軽食をいただきました。野菜はフレッシュでフライ物はカラッと揚がっていて、コーヒーは深みとコクがあり、さすがはカフェ大国のオーストラリアだと思いました。

大自然の中ではネットにつながらないことがほとんど。デジタルデトックスすることによりリフレッシュするにはこんな日々も良いものです。ほとんどの「ホテルやレストランではWi-Fiが使えましたが。

スタンドレー峡谷(外部リンク)

アリス・スプリングス・トッドモール

左:アボリジナルアートのショップは開いていましたが、日曜日は休みのお店が多かったです。右:トッドモールの入口のひとつ。
左:アボリジナルアートのショップは開いていましたが、日曜日は休みのお店が多かったです。右:トッドモールの入口のひとつ。

「アリス・スプリングス・トッドモール」は、アリス・スプリングスのメインストリートでショップがたくさん集まっています。

左:カフェラテはアート付き。右:オーストラリアのサンドは「サンガ」と呼びます。
左:カフェラテはアート付き。右:オーストラリアのサンドは「サンガ」と呼びます。

日曜日はお休みのお店が多い中、カフェ「エピローグ・ラウンジ」が開いていて良かった!屋内外にて食事ができ、ビアガーデン、屋上でのライブが毎週楽しめるお店です。ここでオーストラリア風のサンドイッチとカフェラテをランチにいただきました。

アリス・スプリングス・ブリュワリー

クレジットカードはVISAやMASTERを持っていると安心です。カード払いには手数料が加算されました。
クレジットカードはVISAやMASTERを持っていると安心です。カード払いには手数料が加算されました。

アリス・スプリングスで唯一のビール製造所でパブ併設。缶入りのクラフトビールを買ってみました。

ダブルツリー by ヒルトン・アリススプリングス

ダブルツリー by ヒルトン・アリススプリングス
ダブルツリー by ヒルトン・アリススプリングス

初日のホテルは「ダブルツリー by ヒルトン・アリススプリングス」です。リゾートらしく低層で、庭園とプールをぐるりと囲むように建っています。

ダブルルームの部屋と中庭。
ダブルルームの部屋と中庭。

お部屋にはテラスがあり、2020年にリノベーションが終了しており清潔感がありました。ゆったり広くバスタブつき。

ハヌマン

ワインとカレーって合いますね!右はキノコのコロッケのようなもの。
ワインとカレーって合いますね!右はキノコのコロッケのようなもの。

ホテル1階にあるレストラン「ハヌマン」は、ノーザンテリトリーの州都、ダーウィンに本店があり、数々の受賞歴を誇る地元でも長年愛されているインド&タイ料理レストランです。オーストラリアワインと一緒にさまざまなカレーをシェアして楽しみました。

ソルトブッシュ

気球が中止になったおかげでホテルに戻ってゆっくり朝食をとれました。
気球が中止になったおかげでホテルに戻ってゆっくり朝食をとれました。

オーストラリアのブッシュフードがモダンに楽しめる、ホテル内のレストラン「ソルトブッシュ」で朝食ブッフェをいただきました。ホテルメイドのパンケーキやオムレツ、たっぷりのフルーツなどどれもおいしく、さすがヒルトン。

※ブッシュフードとは、オーストラリアの先住民であるアボリジナルの人々が食べてきた食事や食材のこと。

キングスキャニオンへ車で移動

テレビで見るような光景に酔いしれました。
テレビで見るような光景に酔いしれました。

アリス・スプリングスのホテルからキングス・キャニオンのホテルまで約460km。途中80kmは未舗装の赤土の上を車で走り、休憩をはさんで5時間ほどかけての移動でした。オーストラリアって広大!

途中、牛の家族に会ったり、残念ながらひかれてしまったカンガルーを猛禽(もうきん)類がつついているのに遭遇したりと、大自然の中のドライブでした。

買わなくてもチェック!トイレもこのタイミングで済ませます。
買わなくてもチェック!トイレもこのタイミングで済ませます。

ガソリンスタンドもめったにないので、必ず給油?コンビニのようなお店があります。

キングス・キャニオン

頂上からの景色はやばすぎます!
頂上からの景色はやばすぎます!

キングス・キャニオンは、ワタルカ国立公園内にあり、4億年ともいわれる年月をかけて地質形成された高さ300メートルの壮大な砂岩の渓谷です。

砂岩の壁やヤシの茂る裂け目をキャニオンの頂上から見るために、3つあるトレッキングコースの中で一番過酷なリムウォークに参加しました。

キングス・キャニオン・リムウォーク

最初の約500段の険しい岩道。
最初の約500段の険しい岩道。

約6kmの道のり。その最初に約500段の岩を登ります。これがとてもきつかった~!そのあとはアップダウンが少なく親子連れのハイキングも可能です。

この日の歩数は2万歩超え。
この日の歩数は2万歩超え。

岩を選びながら1段ずつ登っていきます。

この地形の成り立ちを考えると恐竜の歴史などほんの最近のことだそうです。
この地形の成り立ちを考えると恐竜の歴史などほんの最近のことだそうです。

アボリジナルの人々が薬として使用している葉っぱや化石の後がついた岩などについてガイドさんが説明してくれ、休憩しながらのトレッキングです。

絶景~!世界の中心で愛を叫ぶよ。(こだまが返ってきます。)
絶景~!世界の中心で愛を叫ぶよ。(こだまが返ってきます。)

そしてようやく!こんなに高いところまで登れたとは自分でも驚きです。そして意外に高いところが平気でした(笑)。

あまり端っこに行かないように。
あまり端っこに行かないように。

ここから見た絶景は一生忘れません。すばらしい思い出になりました!

水辺を見るとほっとする。トレッキング中は水分補給を忘れずに。
水辺を見るとほっとする。トレッキング中は水分補給を忘れずに。

つり橋を渡ったり、滝つぼで休んだりしながら、とにかくたくさん歩きましたが、普段運動をしていない私でも遂行できました。

帽子・サングラス・滑りにくい靴、3~4時間分の水などが必要です。軍手もあった方が良いかも。

キングス・キャニオン(外部リンク)

ディスカバリー・リゾーツ-キングス・キャニオン

昨年リニューアルされ、より快適になったデラックスルームは4棟ほどがくっついた形。
昨年リニューアルされ、より快適になったデラックスルームは4棟ほどがくっついた形。

キングス・キャニオンでのホテルは砂漠のリゾート「ディスカバリー・リゾーツ-キングス・キャニオン」です。コテージのような外観のデラックスルームに宿泊しました。

ゆったりとしていてよく眠れました。
ゆったりとしていてよく眠れました。

お部屋は天井が高く、テラスバスがとてもステキでした。

サンセット・ライトタワーズ

海城へと続く道。わくわくします。
海城へと続く道。わくわくします。

夕方にはリゾート内のサンセット・ライトタワーズの会場へ。まわりにさえぎるものが何もない赤土の大地にも慣れてきました。この非日常感がたまらない。

飲みやすくて美味しいオーストラリア産のスパークリングワインで乾杯。カナッペは数種類供されました。
飲みやすくて美味しいオーストラリア産のスパークリングワインで乾杯。カナッペは数種類供されました。

ライトタワーズ会場の手前には、のんびりとくつろげるテラスが設置されています。サンセットタイムにゲストたちはここで、オーストラリア産スパークリングワインやローカルビールを片手にカナッペで乾杯し、陽が落ちるのを待ちます。

動画はインスタグラムにupしています。プロフィールより飛んでみてください。
動画はインスタグラムにupしています。プロフィールより飛んでみてください。

陽が落ちると会場へ。世界的に著名なアーティストのブルース・マンロー氏による音と光のインスタレーションが始まりました。なんと幻想的なのでしょう。

ライトタワーズ(外部リンク)

バー&グリルレストラン

ピッツァはビールに合うペパロニにしました。パスタよりピッツァがおすすめ。
ピッツァはビールに合うペパロニにしました。パスタよりピッツァがおすすめ。

リゾート内のレストラン「バー&グリルレストラン」でディナー。サーバーから注がれるビールにぴったりの窯焼きのピッツァ、チキンカツなどをいただきました。

カーマイケルズ・レストラン

野菜の代わりにフルーツをたっぷり食べました。
野菜の代わりにフルーツをたっぷり食べました。

翌朝はリゾート内のレストラン「カーマイケルズ・レストラン」で朝食ブッフェ。ベーコンがお肉の塊のようにボリューミー。フルーツがたっぷりでパンもおいしかった。

おわりに

またカンガルーに会いたいな♪
またカンガルーに会いたいな♪

いかがでしたか?オーストラリアのど真ん中、ノーザンテリトリーのアリス・スプリングスとキングス・キャニオンを訪れ、壮大な自然の中で生き物に出会い、アクティビティを楽しむ旅。

携帯電話やインターネットを手放した時間を過ごしてみたら、日常生活では気づかなかった新たな価値観が生まれ、生き方まで変わってしまいそうです。忙しい日々から解放され、こんな旅をしてみたいと思いませんか?

後編では、ウルル-カタ・ジュタ国立公園とリゾートをメインにご紹介します。引き続きフォローをよろしくお願いします。

【おまけ画像】

左:野生のクジャクがホテルの前をうろうろ。右・ミミズのような蛇型のグミがおいしくてハマりました。
左:野生のクジャクがホテルの前をうろうろ。右・ミミズのような蛇型のグミがおいしくてハマりました。

取材協力:ノーザンテリトリー政府観光局(公式サイト)

※本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。

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ホテルとグルメのライター

東京・関西2拠点生活+旅。ホテルとグルメの情報を毎日掲載しています。ライブドアブログ(22年~、15,000記事~)、インスタグラム(5,700投稿~、フォロワー37,000人~)、食べログ(約16年、約4000件)、Googleローカルガイドレベル10、国内外のホテル・レストランを多数取材しています。

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