【葛飾区】鮮やかな春の花が彩る柴又帝釈天の庭園!風情ある日本庭園「邃渓園」の春景色
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/top_1681527252289.jpeg?exp=10800)
都内有数の観光名所である柴又帝釈天の奥には、風雅な日本庭園「邃渓園」が広がっています。
現在こちらの園内ではあちこちで鮮やかな花が咲き、見事な春の景色を楽しめます!
(写真はすべて2023年4月13日撮影)
![柴又帝釈天の帝釈堂](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681470702817.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
柴又帝釈天の帝釈堂へ靴を脱いで上がり、お詣りしてから回廊の右奥へ歩いていくと、帝釈堂内殿の装飾彫刻を見られる「彫刻ギャラリー」の入口があります。
こちらで、彫刻ギャラリーと邃渓園を両方見られる入場券(大人400円・小中学生200円)を購入します。
![回廊の右奥にある彫刻ギャラリーと邃渓園のチケット販売所](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681539137525.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
以前は帝釈堂の右側に建つ、本堂の奥に邃渓園の入口があり、邃渓園→彫刻ギャラリーの順で見学していました。
現在は帝釈堂の回廊の奥でチケットを購入し、彫刻ギャラリー→邃渓園の順で見学するルートに変更されています。ご注意くださいね。
![彫刻ギャラリーの案内表示。邃渓園の見学もこちらからスタート](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681539327617.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
まず彫刻ギャラリーで、「法華経」の説話を刻んだ見事な彫刻をじっくり拝みます。精緻な彫刻の中に圧倒的な世界が広がり、見入ってしまいますよ。
![圧巻の彫刻群の左奥に邃渓園が見える](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681539900219.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
彫刻ギャラリーを見学したら、回廊を東へ渡って邃渓園の入口へ足を運びます。
堂々たる木造建築の「大客殿」に入り、緋毛氈が敷かれた広縁から外を見ると、美しい日本庭園が広がっています。
![緋毛氈が伸びる「大客殿」の広縁](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681540261140.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
悠々とした池が広がる邃渓園は、よく手入れされた木々が実に端正です。
現在は園内のあちこちで花木が開花しており、どこを見ても華やか。広縁のすぐ近くに並ぶ明るい色のツツジは、背後の新緑によく似合います。
![広縁のまわりを彩るツツジ。庭に立つハナミズキも満開](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681540529405.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
庭園の周囲には屋根付きの回廊が取り巻いており、ぐるりと回りながら庭園の全容を楽しめます。
大客殿を出て回廊を北へ歩いて行くと、シャクナゲが満開になっています。真ん中が白くふちがピンクの花が、たいへん艶やかです。
![回廊の左側で咲くシャクナゲ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681541471471.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![回廊の右側ではツツジとノムラモミジが色を添える](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681541481943.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
回廊のハイライトは、東から西へと曲線を描く部分。風情ある木の欄干や柱のシルエットの向こうに、新緑や池の反射が美しく広がります。
![回廊のシルエットに池と新緑が映える](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681541703990.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
コイが泳ぐ池を眼下に眺めながら、回廊から対岸の大客殿を臨むのは気分爽快です。
どっしりした大客殿の周囲を彩るツツジや、池のほとりの藤やコデマリの花を見ると、しみじみ「日本の春はいいなあ…」という気持ちになります。
![池の対岸にある大客殿](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681542247483.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
![池に姿を映す藤の花](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681542656474.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
西側の回廊から眺める池も風情があります。せせらぎの岸辺を、真っ白なヒメウツギの花が豊かに彩っているのです。
白い花をいっぱいに付けた枝が垂れ下がり、水面に姿を映す様子がとても絵になっています。
![ヒメウツギの白い花が池を彩る](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/asanishi/article/00445286/internal_1681542560732.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
屋根の付いた回廊が取り巻く「邃渓園」は、晴天の日はもちろん、雨が降る日も楽しめるのが魅力です。
柴又帝釈天へお詣りの際には、ぜひ足を運んで春の景色を満喫してくださいね。
名称: 邃渓園
住所: 東京都葛飾区柴又7-10-3
電話: 03-3657-2886 題経寺
開園時間: 9:00~17:00(16:30に受付終了)
定休日: 無休 (12月28日~1月3日は庭園のみ閉園)
料金: 帝釈堂彫刻ギャラリーと共通で、大人400円、子ども(小中学生)200円
アクセス: 京成金町線 柴又駅から徒歩約3分
公式HP http://www.taishakuten.or.jp/
【関連記事】
【葛飾区】大輪の牡丹や優美な藤が見頃!春爛漫の堀切菖蒲園、早咲きのアヤメやカキツバタも咲いています(2023/4/14)
【葛飾区】まだ間に合う桜並木のお花見散歩!立石の「かわばたコミュニティ通り」の八重桜が見頃です(2023/4/5)