【長野市】保護犬のことを知れるイベント、次回は2月開催予定!すべての犬が幸せでありますように
「県立図書館」と「ホクト文化ホール」がある「若里公園」は、週末さまざまなイベントが開かれる場所。長野市内で犬の保護、譲渡、啓発活動を行っているグループ「犬の心をつなぐWA ポチの会」が去る11月20日、若里公園を会場に、すべての犬と人が幸せに暮らしていくためにできることを考えてもらうイベント「ペットショップにいくまえに」を開催しました。
私が足を運んだのはお昼前。曇り空で雨がちらつくようなお天気でしたが、たくさんの方が来場していました。キッチンカーが何台も来ていてとても賑やかな雰囲気。飲食だけでなく、さまざまなグッズを販売する方が出店していました。
普通のイベントと異なるのは、犬たちの姿があったこと。保護犬譲渡会も行われ、4匹が参加していました(うち1匹は車内にいて、姿は見えませんでした)。
ポチの会さんのInstagramにもたびたび登場しているキャバリアのメイちゃん。
高校生のあゆかさんのご家族が、メイちゃんの預かりボランティアをしています。はじめは部屋の隅で小さくなっていたといいますが、徐々に心を開き、あゆかさんの家で安心して過ごすようになりました。
「かわいくてだんだん離れがたい気持ち」というあゆかさん。預かりボランティアのお宅では一時預かりのため、いつかは「ずっとのおうち」に巣立っていきます。
あゆかさんは保護犬活動をするポチの会に協力し、今回のイベントではチャリティのためにカレンダーを制作販売。同じ学校の美術班の生徒さんとカレンダーの絵を描いたそうです。
卓上タイプのカレンダーで、1枚1枚に、あゆかさんの気持がこもった言葉が入っており、尊い命を大切にしたいという気持ちが溢れています。
私も1冊購入しました。すでに完売しているそうで、温かい気持ちに共感する方がたくさんいたのだということをうれしく思います。
こちらはペペちゃん(オス)、4歳くらい。ボランティアさんのお宅で10月頃から預かっているそうです。
とても人懐っこくて、なでなでしても大丈夫でした。
こちらはムギちゃん(オス)8~9歳くらい。
ボランティアさんは「預かり始めて3ヵ月くらい」と仰っていました。怖がりで、聞いたことがない音がすると吠えてしまうそうです。人に触られるのはまだ慣れません。
家の中では、ボランティアさんの後を追いかけて歩くそう。最初のうちは夜中も吠えていて心配したそうですが、今は静かに寝てくれるようになったといいます。
保護犬は、特徴がさまざまありますので、特に保護犬の受け入れが初めての方は、悩むことがあるかもしれません。ポチの会のボランティアにはドッグトレーナーさんがいるので、悩んだときにはアドバイスをもらえるそうなので安心です。
保護犬を連れた預かりボランティアさんたちは、代わる代わる来場者に声をかけられ、長野市民の保護犬への関心の高さを感じました。犬と暮らしたいと思ったら、まずペットショップに行くが当たり前…ではなく、家族を探す保護犬たちがたくさんいるということを知ってほしい。そして、子どもが犬と暮らしたいと言ったときには、それを伝えられる大人でありたいです。
次回イベントはまだ詳細が決まっていないそうですが、情報が公開されましたらまたご紹介したいと思います!
【次回イベント情報】
犬の心をつなぐWA ポチの会によるイベント
(詳細未定)
日時:2023年2月5日(日)
場所:松代文化ホール(長野市松代町松代515番地2)
内容:啓発活動、相談会など
公式サイト
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*記事の内容は取材当時のもので、次回イベント情報は未確定情報です。
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