2024年度予算政府案の歳出総額は、増えたのだか減ったのだか・・・
2024年度の国の一般会計予算政府案は、歳出総額が112兆0717億円となっている。
これは、2023年度の国の当初予算における一般会計の歳出総額114兆3812億円よりも2兆3095億円少ない。だから、2024年度の予算案は、2023年度よりも歳出を減らしたように見える。
しかし、2023年度の歳出総額には、イレギュラーなものが含まれている。それは、予算に計上されながら2023年度中には使用しない防衛力強化資金への繰入れ3兆3806億円である。
これは、防衛力強化資金という後年度の防衛費のために備えておく「財布」に防衛財源を確保しておくものである。2023年度の予算には計上されているが、2023年度中に支出することを想定していないものである。
これを差し引いて比較可能な形にすると、2023年度当初予算での歳出総額は111兆0006億円となる。
これと、2024年度の予算政府案における一般会計歳出総額112兆0717億円と比較すると、2023年度当初予算より1兆0711億円増えている。
つまり、2024年度予算政府案における一般会計歳出総額は、2023年度と比べて、事実上増えているといえる・・・のだろうか。
もぅ少し精査すると、実態が見えてくる。というのは、
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