平安時代を生きた絶世の美女・静御前の報われない最後に涙 源義経を愛し続けた純愛物語
平安時代を代表する絶世の美女・静御前。
常盤御前や巴御前と共に平安の三美女として称されることも。
そんな静御前は、女性が男装して歌いながら舞を披露する日本の伝統芸能・白拍子としても活躍。
100年に一度の干ばつに見舞われた際、雨乞いの儀式を成功させた伝説が残っています。
このとき居合わせた源義経は、静御前の舞を見て恋に落ちたのだとか。
時間をかけて、次第に惹かれてゆく静御前と義経。
しかし源平合戦において、独断行動をとり続ける義経に憤慨した兄・源頼朝から討伐命令が下され、追われるようになります。
静御前と義経は追ってから逃げる最中に別れ別れに。
静御前は頼朝に捕まってしまいます。
このとき静御前は義経の子を妊娠していましたが、生まれた子が男の子だったため、海に沈めて殺されてしまいました。
その後、ついには義経も討死。
その報せを聞いた静御前は、ショックのあまり大病を患って亡くなったと言われています。
兵庫県淡路島には静御前終焉の地として「静の里公園」があり、敷地内には静御前がお墓が眠っています。
女性がお参りすると縁結び、安産、技芸熟達のご利益があるのだとか。
静御前は、女性たちに自分の代わりに幸せになってほしいと願っているのかもしれないですね。