1月の大磯市は雨で中止。でも、「ちょこっと屋」さんが OISO CONNECT の中で出店しておられると知り、港へダッシュ！ドアを入ってすぐのところで、かわいい編みぐるみたちと、「ちょこっと屋」さんのお二人が迎えてくれました。

入口脇に置かれたテーブルの上に、ギュッと並んだ動物や食べ物。飾り用の編みぐるみかと思っていましたが、アクリル毛糸で編まれており、タワシとして使えるとのこと。一見しただけではわかりませんが、いろいろな工夫がなされています。

例えば、こちらのショートケーキ。

ケーキのスポンジ部分は大きなタワシとして使え、スポンジから外せるイチゴは細かいところを洗う用とのこと。

お客様からの一番人気は、ホットドッグのパンにワンコが挟まれている「ホットドッグドッグ」だそうです。

つぶらな瞳にやられますね。

ホットドッグは具材をいろいろ入れ替えられ、もちろんワンコも外せます。

「てるてる坊主」は、購入された方から「すごく効く」と言われるそうです。「効き目があり過ぎる」と苦情が来ることもあるとか。

「ちょこっと屋」さんのお二人は、以前同じ職場で働いておられ、アクリル毛糸で編み物をしているということで意気投合されたそうです。

お二人とも実用的なアクリルたわしを編むところから始め、徐々に立体的なものも編むように。そこに、「マルシェに出してみないか」との声がけがあったとのこと。初めてマルシェに出店したのが2013年。今年は10周年にあたります。

他にもいろいろな仕掛けを見せていただきました。アイデアはどこから出てくるのかお尋ねしたところ、「家事をしているときなど」とのこと。

「スポンジでお風呂を洗っているときにアイデアがポッと浮かんできたりします。毎日LINEで『こんなのどう？』とやり取りしています」

「お客様からアイデアをもらうことも多いですね。海苔巻きは、当初は海苔が外れない作り方をしていました。小学生から『取れないの？』と言われたのがきっかけで、外れるようにしたんですよ」

天むすは、海老天が外せます。中にリップクリームなどを入れられるタイプもあり、それもお客様の要望で制作したものだそう。

下の写真中央のネギトロ軍艦も、新作ネタ模索中に出店者さんの息子さんから「ねぎトロはどうかな」とアイデアを頂いたものとのことです。

お孫さんを連れて買いに来られた方が「この子もお寿司で遊ぶのが大好きなんですよ」と話してくださいました。お寿司はパックに好きなものを詰められます。お孫さんがぎっしり詰めて、オムライスセットと一緒に買っていかれました。

「近頃は、お客様からリクエストをいただくことが増えました。『うちの子の写真』とワンコやニャンコの写真を持参して、オーダーされる方も少なくありません」

「ちょこっと屋」さんの作品は、食べ物も動物もどこかユーモラスで、見ていると顔がにやけてしまいます。お二人も作っていてうれしくなるのとのこと。

「ファンになってくださり、毎回来てくださる方がいらっしゃることがとてもうれしいです」

最後まで迷いに迷って、アジフライのキーホルダーと「シラスの軍艦巻」を買いました。「シラスの軍艦巻」は大磯にちなんだ新作だそうです。もちろん、具のシラスは外せます。おいしそうなキーホルダーはアジフライ好きの友達にプレゼントする予定。

「ちょこっと屋」さんは、秦野・伊勢原を中心に、二宮町、大磯町のマルシェなどで出店しておられます。次回の大磯市と同日に OISO CONNECT に出店予定とのこと。詳細は「ちょこっと屋」さんのインスタグラムをご覧ください。

【ちょこっと屋】
インスタグラム

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