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【綾町】冬の静寂に灯る白い光の世界:ふれあい館ホワイトイルミネーション

omi地域ライター/パフォーマー (綾町・国富町・西都市)

2020年から中止されていた、綾ふれあい館のイルミネーション。2024年の今年は復活しています。冬空の夜を彩る光は、神秘的ムードを演出します。

・星空から始まったイルミネーションの歴史

イルミネーションの起源は16世紀にさかのぼります。宗教改革者マルティン・ルターが星空に感動し、木にロウソクを飾って星空を表現したことが始まりと言われています(諸説あります)。

現在の綾の星空。16世紀はどうだったのでしょう?
現在の綾の星空。16世紀はどうだったのでしょう?

1880年にはエジソンが電球を研究所に飾り、これが現代イルミネーションの始まりとなりました。

ふれあい館はどうでしょうか。早速観てみましょう。

・静かな町に光輝くイルミネーション

12月13日18時、ふれあい館周辺は静寂に包まれています。気温は12度。人通りはなく、たまに車が通り過ぎるだけ。この冬の夜、施設のイルミネーションは純白の光で統一され、純白の光が静寂に溶け込んでいます。

県道側の正面入り口。光のカーテンの奥にある、以前紹介したエシカルショップ「エラブ」のタペストリーが映えます。

樹にも装飾が施されています。ルターが飾ったイルミネーションはこれをロウソクの火で表現したのでしょうか?

今度は小道に入り、側面の方を見てみましょう。

ここのイルミネーションの象徴的な円錐形ツリー。ツリーのライトは点灯しています。消灯時には暗闇に溶け込むツリーも…

ライトが点灯すると、ツリーが姿を現します。周囲がふわりと明るくなります。

角度を変えると、さらに光の広がりを感じられます。

数秒間隔で点灯したり、チカチカと連続的になったりと、点灯間隔が変化しているようです。

敷地内の樹はまさにイルミネーションツリー。

葉の隙間からこぼれる月明かりが、ライトの光と溶け合っています。この中で月の光を見つけることができますか?

ふれあい館の軒下や柱も、装飾が施されています。

目を引くのは、ウィンドウの青く光るトナカイのディスプレイ。

近くで見ると、ふれあい館のフリースペース「さろん」の看板の周りはクリスマスらしい雰囲気になっています。白い光の中で、青の光が目立ちます。

・冬空の白い世界

ふれあい館のイルミネーションは白で統一されており、シンプルでスタイリッシュな印象を与えます。綾はイルミネーションが少ない気がしますが、それ故に中心街にあるここは存在感があります。静寂な夜の綾の町に、白く輝くふれあい館のイルミネーションは、ここだけ別世界の空間です。ぜひ立ち寄って、冬の夜だけの特別な景色を楽しんでください。

綾ふれあい館ホワイトイルミネーション

開催期間:2025年1月末まで予定

点灯時間:17:00~21:00

場所:綾ふれあい館/綾町商工会

住所:〒880-1303 宮崎県東諸県郡綾町南俣329-1

駐車場:有

地域ライター/パフォーマー (綾町・国富町・西都市)

札幌のすすきの周辺で生まれ育ち、新宿、ニューヨークなど喧騒の場所を転々とする。2017年12 月、新宿に別れを告げ、自然を求めて宮崎県綾町に移住。その瞬間、第一子を授かる。仕事の傍らバンド、そしてタップダンス、パントマイムの舞台活動を行っていたが、現在は活動休止中。身近の知ってそうで知らない情報をお届けしていきます。

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