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【綾町】12/17 ユネスコエコパーク勉強会:自然と経済は共存できる?

omi地域ライター/パフォーマー (綾町・国富町・西都市)

綾ユネスコエコパークで定期的に開催されている、「ユネスコエコパークってなんじゃろ?勉強会」が2024年12月17日に開催されます。予約不要、参加無料で気軽に参加できます。

・エコパークって?

2012年、綾町は自然と共生する町づくりが評価され、ユネスコエコパークに登録されました。自然と人間が共存できるモデルとなる町と認定されたということです。しかし、これがどういうことを意味するのか、よく分からない部分もあります。

毎回、勉強会では綾の自然との向き合いの歴史、自然との共存の中での町おこしなどを分かりやすく解説してくれます。

・今回のテーマは「ユネスコエコパークと経済」

勉強会の具体的な内容についてはまだ分かりませんが、今回は主催である興梠智一さん自らが講師を務めます。綾における自然と経済の関わりについて、説明があるはずです。詳細は興梠さんの下記サイトを参照してください:

プロジェクト綾 (外部リンク)

ところで自然を守るための取り組みが、経済活動とどのように結びついているのでしょうか?実は自然と経済は、現在において密接な関係があります。

前回(10月30日)の勉強会の会場
前回(10月30日)の勉強会の会場

自然と経済、調和の時代へ

近年、資源を再利用する循環経済が注目されています。

例えば:

  • 古着リサイクルによる新しい服の生産
  • カーシェアリング
  • 環境負荷の少ない農業(有機農業、自然農業)

などです。生態系(生物の多様性)の保護もその一つ。農業が次世代へ継承するための重要な要素です。つまり経済と自然は表裏一体です。それでは綾はどのような取り組みを行っているのでしょうか。

・生態系を守る取り組み

綾には照葉樹林だけでなく、ヒュウガアジサイやキリノミタケ(キノコ)を初めとする、絶滅危惧種に指定された植物や生物が生息しています。

綾に咲くヒュウガアジサイ
綾に咲くヒュウガアジサイ

これらの保護活動もさることながら、自然循環機能の再生も行われています。前回(10月30日)は、イオンの森における野生のミツバチが、日向夏の受粉を行える環境整備の活動について説明がありました。日向夏は綾の名産の一つです。ここに経済との関係が見えてきました。

イオンの森の展望台からの光景
イオンの森の展望台からの光景

これらの取り組みは、もっと多くの人に知られるべきです。

・勉強会の始まりと現在

元々勉強会は、陶芸家で現在(2024年)は綾町議会議員でもある興梠智一さんが、10年以上前に個人的に開いていたものです。当時は地域経済に焦点を当てたものでした。その後の現在は、エコパーク推進室との共催という形となり、2か月に1度を目安に開催されています。今回は興梠さんみずからが講師を務めます。

興梠さん。綾工芸まつりにて
興梠さん。綾工芸まつりにて

・これからの共生を目指して

綾がユネスコエコパークに認定されて、10年以上経っています。認定当時と現在では状況が変わりました。2015年にはSDGsが生まれ、世間に浸透しています。今では多くの自治体が、自然と人間との共存、古里再生に取り組んでいます。

綾はその先駆け的存在です。しかし重要なのは、これからどうすればよいかです。自然だけでなく経済も大事。この二つ、どう折り合いをつけていくのか。勉強会ではそのヒントが隠されているはずです。敷居はなく、予約不要。気軽に参加できるので、ぜひこの機会にエコパークについて学んでみてください。

取材協力:興梠智一様 (綾町議会議員)

ユネスコエコパークってなんじゃろ?勉強会

「ユネスコエコパークと経済」

日時:2024年12月17日(火) 19:00~

場所:綾ユネスコエコパークセンター 2階研修室

住所:〒880-1303 宮崎県東諸県郡綾町南俣442-3

講師:興梠智一 (綾町議会議員)

参加費: 無料 (事前申し込み不要)

電話:0985-77-3482 (綾町役場ユネスコエコパーク推進室)

Web:

綾ユネスコエコパーク:綾ユネスコエコパーク公式サイト

興梠智一:プロジェクト綾

地域ライター/パフォーマー (綾町・国富町・西都市)

札幌のすすきの周辺で生まれ育ち、新宿、ニューヨークなど喧騒の場所を転々とする。2017年12 月、新宿に別れを告げ、自然を求めて宮崎県綾町に移住。その瞬間、第一子を授かる。仕事の傍らバンド、そしてタップダンス、パントマイムの舞台活動を行っていたが、現在は活動休止中。身近の知ってそうで知らない情報をお届けしていきます。

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