【綾町】紅葉と夕日が織りなす幻想風景:護国神社で夕暮れ散策
12月に入り、綾護国神社とその周辺の紅葉がようやく色づき始めました。今回は神社周辺の風景を散策してみました。
撮影日時:2024年12月7日 16時30分頃
・一本一本の紅葉を堪能
綾は照葉樹林が大半を占めているので、紅葉が見られるスポットは限られています。綾の紅葉スポットとして有名なのは吊り橋周辺です。
しかし最近は、近場でぽつりぽつり色づいている紅葉を、間近で一本一本じっくり見ることも気に入っています。
それでは、護国神社周辺の紅葉を一つ一つ観てみましょう。
・夕暮れに輝く照紅葉
境内の紅葉
綾護国神社の境内、その周辺の紅葉は大小含め5~6本くらいです。しかし、立地条件が関係しているのでしょう。夕日の当たり具合が絶妙で、紅葉が美しく輝いています。まさに照紅葉(てりもみじ)と呼ぶにふさわしい光景です。では、まずは境内を見ていきますが、その前に参拝。
境内の紅葉は結構色づいています。
下の写真の若い木は、細い枝に秋の装いを纏い、可憐な姿を見せています。奥に見えるのが、子供たちの遊び場であるツキヤマ。人工的に作られた丘です。16時36分。ちょうど太陽がツキヤマに隠れようとしています。
この場所から数歩左に動くと……
ツキヤマに隠れようとしていた太陽の光が、レーザービームのようにこの木にあたります。まさに夕日と紅葉の競演で、絵画のようです。
では境内を出て、周辺を歩いてみましょう。
神社周辺の散策
高台から見下ろす町並みは、相変わらず見事です。
境内から出て数十秒歩いただけで、陽光の当たり具合が変わります。ツキヤマに隠れかけていた太陽が、ツキヤマから横に離れています。
夕日を満面に受けています。
そして下の写真。水平に伸びる太陽光線が紅葉を貫いています。色づき具合はまだ5分といったところでしょうか。
一方ツキヤマは、夕日の影響をうけず、ただ空が薄暗くなっていくだけです。
ツキヤマの頂上から。ここからだと、どこに紅葉があるのか、全く分かりません。
・夕日と紅葉:暮れゆく季節の調和
以前書いた法華嶽公園の紅葉もそうでしたが、今年は色づきが遅く、見頃まであと数日かかりそうです。護国神社周辺のモミジは、少ないものの、夕日の当たり具合がとても美しいです。高台であること、ツキヤマと太陽の沈む位置関係など、色々な要素が重なっているのでしょう。取材時は12月7日16時30分頃。冬至まで1日約1分、日の入りが遅くなります。夕日の時間を計算して行ってみると、幻想的な光景を見ることができると思います。