コンピュータグラフィックスの国内会議Visual Computingが本日より3日間オンライン開催
コンピュータグラフィックス(CG)技術の発表の場であると同時に、産学の垣根を超えて技術者、研究者、クリエイターの皆様が交流する会議であるVisual Computing2020 (VC2020)が本日より3日間、オンラインで開催されています。
例年、発表された論文が、会議で議論されて、ブラッシュアップして、世界最大のCG分野の国際会議SIGGRAPHに採択・発表されることもあるVisual Computing。また、SIGGRAPHを始めとする国際会議・国際学術論文誌に採択されたトップレベルの研究発表を日本語で聞くことができる会議としても有名です。このように、国内のCGに関係する研究者、技術者、開発者、学生が集まる場でもあります。
オープニングセッションでは、運営委員長の慶應義塾大学 藤代 一成先生より、「毎年6月に開催されてきましたが、今年はコロナ禍の状況を鑑み、半年遅らせましたが、最終的にはオンライン開催となりました。」とのご挨拶がありました。
様々なツールを使ったオンライン開催
オンライン開催にあたり、運営委員会では、さまざまな議論を重ねてきました。委員会内で実際に多くのツールを使ってよりよい議論ができるようにと検討を重ね、最終的には発表セッションごとにより適切なツールを使い分けることになりました。
発表形態は、Zoomでの論文発表に加え、Slackでのディスカッション、Remoを使ったポスター発表&企業展示を行います。また、Scrapboxを利用して参加者ポータル情報および発表補助情報の提示をしており、著者自らが補足資料を置いたりと活用されています。
オンライン開催で、数々の新記録
本日のオープニングの中では、プログラム委員長である東京都立大学の向井 智彦先生より、数々の新記録について発表されました。
特別講演は、以下の2件が予定されています。
12月3日(木)13:00-14:00
「Simplifying Complexity in Computer Graphics」
Cem Yuksel (the University of Utah)
12月4日(金) 13:00-14:00
ブラックホール画像化 -EHTプロジェクトによる史上初の成果-
田崎 文得 (国立天文台)
参加登録は終了日まで引き続き延長中
このように、世界的にもハイレベルなCG技術の研究開発から、現場への技術還元まで、幅広く議論するVisual Computing2020。
参加登録は、http://cgvi.jp/vc2020/registration/ こちらから登録できます。
会期終了の12月4日まで延長されているので、ご興味のある方は「オンラインでの申し込み」から参加できます。
最先端のコンピュータグラフィックス技術に興味のある方は是非ご参加ください。