おはようございます。大宮です。学生時代に、「己の欲望を知る者が人間である」という言説を家族心理学者の本で読んだ記憶があります。自分がどのように生きたいのかを知ることなんて当り前じゃないかと思ったのですが、実際には「他人の欲望」や「世間体」などが自分の心の中に入り込んでしまいました。僕は海外旅行すら一人では行けない（行っても楽しめない）のに、周囲で流行っていた「グローバルビジネスリーダー」的な言葉に惑わされてユニクロに就職。海外店舗どころか国内店舗の店長にすらなれずに会社から逃げ出したのでした。その後は、グローバルやリーダーシップとは無縁の職業と生活環境で楽しくやっています。
　結婚相手探しも近いものがありますよね。ボンヤリと考えているだけだと、「なんとなくみんなから羨ましがられるような結婚相手」を思い描いてしまいがちです。いわゆる高嶺の花ですが、その嶺に無理に登ろうとすると装備や能力が異なるので転落してしまいかねません。　
　身分違い、という意味ではありません。自分が本来は登りたくない、登るべきではない嶺なのだと思います。そうではなく、自分が心から登りたい山に咲いている美しい花を目指すべきです。
　では、どのようにして婚活における「己の欲望」を把握すればいいのでしょうか。お世話係のマチコ先生と語り合いました。