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「トロルのおちんちん」岩を早速修復へ、ノルウェー国営テレビがスローテレビで生中継

鐙麻樹北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事
妖怪トロルのペニスそっくり?Photo:Facebook,Trollpikken

新たな観光スポットになると期待されていたノルウェーの「トロルのおちんちん」(Trollpikken)。現地メディアで注目を浴びた日に、何者かによって岩が切断された。この騒動は世界各地のメディアでも話題に。岩を元に戻すための支援キャンペーンでは現在合計で305万円が寄付されている。

岩の修復作業は数ヶ月後になるとみられていたが、現地時間の7日(金)に岩を元に戻すことが決定。

国営放送局NRKは、人気の「スローテレビ」で岩の復活作業を延々と生中継することを決めた。スローテレビとは、特定の出来事をノンストップ・未編集で放送し続けるテレビ番組の形式。

NRKはすでに前日よりスローテレビを開始しており、工事作業員が現場で準備している様子が延々とNRKの公式HPで中継されていた。

現地時間の夜中は一度放送を中断し、7日午前7時より生放送が再開される予定。岩の重さは約10トンだが、現地時間の昼頃には岩を元の位置に戻せるという。

NRK以外の国内の各メディアも現場から生中継で伝えており、各社ともすでに高い視聴率を記録している模様。

切断された「トロルのおちんちん」が再び立ち上がる瞬間に、ノルウェーの人々はワクワクしているようだ。

Text: Asaki Abumi

北欧・国際比較文化ジャーナリスト|ノルウェー国際報道協会理事

あぶみあさき。オスロ在ノルウェー・フィンランド・デンマーク・スウェーデン・アイスランド情報発信16年目。写真家。上智大学フランス語学科卒、オスロ大学大学院メディア学修士課程修了(副専攻:ジェンダー平等学)。2022年 同大学院サマースクール「北欧のジェンダー平等」修了。多言語学習者/ポリグロット(8か国語)。ノルウェー政府の産業推進機関イノベーション・ノルウェーより活動実績表彰。北欧のAI倫理とガバナンス動向。著書『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』SNS、note @asakikiki

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