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【日光市】大江戸温泉物語Premiun 鬼怒川観光ホテルがリニューアルオープン!進化&魅力を徹底取材

フルリーナYocライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市・益子町・那須町)

リーズナブルなお値段と、ゴージャスなロビー&温泉、美味しいバイキングで人気の「大江戸温泉物語 鬼怒川観光ホテル」が、3月からの改修工事を終えて,7月22日、リニューアルオープンしました! 大江戸温泉物語Premiumに仲間入りしたけど、どこがどう変わったの? 新しい魅力は? 気になるあれこれを、オープン前にスタッフさんの案内のもと潜入取材してきました。一言でいうならば昭和レトロなイメージだったホテルが、めっちゃオシャレでスタイリッシュなホテルに進化した、という感じ! 新しい魅力をご紹介します。

エントランス・ロビーラウンジはどう変わった?

駐車場エントランスは造りはそのままで、きれいに整備されています。入口を入ってロビーに上がるスロープの角度が緩やかになっていました。これは車いすユーザーにとって嬉しいところです。

そしてロビー。鬼怒川観光ホテルのシンボルともいうべきシャンデリア! これはそのまま変わらず残っていました。バブル時代の名残りを残すこのシャンデリア。鬼怒川温泉の歴史の一ページとして、そして様々な苦難を経て未来にはばたく鬼怒川温泉を照らす一つの光として、ここで輝いていてほしい…・・・筆者、実はそんな願いをひそかに持っていたので、シャンデリアがそのまま残っていて、とても嬉しかったです。

そして驚いたのがラウンジ! 改修前のラウンジの2倍近くの広さになっています。どこにこんなスペースが隠れていたの?

実はラウンジの広がった部分は、以前売店だった場所です。売店の面積を少なくしてラウンジを広げたそうです。座席の数がぐっと増えたのも嬉しいところ!

ラウンジの中ほどには暖炉も新設されました。 椅子が置いていないスペースも広いのでゆったり感抜群です。

椅子もいろいろなタイプがあり、お好みの席でドリンクやお酒を楽しめます。また、新しく広がったラウンジスペースからは「鬼の階段」も見えるようになりました。

ラウンジでは14:00~22:00 のBar Timeと、7:00~10:00 のcafe Timeに、ソフトドリンクやコーヒー・紅茶、アイスキャンディーなどが無料で提供されます。Bar Timeにはビールやサワーなどのアルコールも並びますよ!

※ 飲食メニューは時期により内容を変更することがあります。
※ 宿泊ゲストのみのサービスとなります。

レストランが驚きの進化!

レストランの入り口もスタイリッシュに進化。山と鬼怒川の流れをイメージしたレストラン名「IWATO(いわと)」ロゴもステキです。

そして思わず歓声を上げたのがレストラン内部。めっちゃオシャレではありませんか! ライブキッチンからまっすぐに伸びる料理ボードの上には、鬼怒川の流れをイメージしたライトが煌めいています。

料理ボードを挟んで、鬼怒川側は水の流れをイメージしたブルーの椅子、山側はシックなブラウンの椅子になっています。

さらに驚いたのが、今まで娯楽室だった場所がレストランに改装されていたこと。上の写真のエリアはスタイリッシュなテーブル席で、プライベート感のあるスペースになっています。

こちらは和の趣きたっぷりのテーブル席のエリア。ほっと落ち着く感じです。

空間を彩る間接照明が、温かな空間を演出しています。

個室スペースのお座敷もありました! 畳みにテーブルと椅子が設置されているので

赤ちゃんとシニアの方がいらっしゃる3世代にもお薦めです!

箱庭を囲んだ居酒屋風カウンターも設えてあります。 ここで日本酒を飲んだら美味しそう!

まだオープン前だったので料理の取材はできませんでしたが、この料理ボードに、どんな料理が並ぶのか楽しみです!

写真提供:大江戸温泉物語Premium鬼怒川観光ホテル
写真提供:大江戸温泉物語Premium鬼怒川観光ホテル

夕食・朝食のバイキングメニューも進化しているそうなので楽しみですね!

大浴場はどう変わった?

大浴場は大きな改修はありませんが、床が張り替えられてきれいになりました。また「鶏頂の湯 岩風呂大浴場」の洗い場に一人一人の仕切りができました。これは嬉しいですね。

「霧降の湯」の半露天風呂エリアは、今まで一度内湯を出て、脱衣所を通らないと行けませんでしたが、内湯から通路ができて直接行けるようになりました。男女入れ替え制のもう一つの大浴場「鶏頂の湯」も、造りは変わっていませんが、大浴場の床が張り替えられました。

湯上りラウンジが大きく進化!

二つの大浴場がある地下2階の湯上りラウンジは、改修前はちょっと殺風景ともいえる広い空間に、マンガコーナーやゲームコーナーなどがありましたが、それらは地下1階のエンターテインメントコーナーに移動しました。そしてその広い空間を利用して新設されたのが、雰囲気抜群の湯上りラウンジ。ゆったりと寛げそうですね。

一度揉んだらクセになるほど気持ちのいい「無重力マッサージ」は、地下2階の大浴場入り口付近にあります。無料で使えるのが嬉しいです! これは肩こりさんマストですよ!

今まで地下2階にあったゲームコーナーやマンガコーナーは地下1階のエンターテインメントコーナーに移転。では今まで地下1階は何があったの? というと、バブルの時代に賑わった大宴会場だそうです。

昨今ほとんど使われることがなかった大宴会場は無くなり、そこに古き良き昭和の面影を留めるマンガコーナーやゲームコーナー、卓球場が入ったことに、何となくノスタルジーを感じた筆者です。

スタイリッシュな空間に進化した客室

今回のリニューアルではアップグレードの部屋(スイート貴賓室・ジュニアスイート特別室・スーペリア和洋室・スーペリア和ベッドツイン)の部屋がリノベーションされました。

今回のリノベーションでリバービューのお部屋のルームナンバープレートには川の流れのマークが、マウンテンビューの部屋のルームナンバープレートには山のマークがついています。これもお洒落ですよね。

こちらはホテルで一番ゴージャスなスイート貴賓室。絨毯も高級感があり、ゴロンとなれるソファーも気持ちいい! 

スイート貴賓室はリバービューなので、ベッドルームのヘッドボード・クッション・ベッドライナーはブルーで統一されています。

こちらはジュニアスイートのお部屋。こちらの部屋は山側なので、緑色のヘッドボード・クッション・ベッドライナーとなっています。マウンテンビューのお部屋は若葉や紅葉の季節に人気のお部屋だそうです。

こちらはスーペリア和ベッドツインの客室。ソファベッドを使って3名まで泊まれるタイプと、4名まで泊まれるタイプがあります。

リノベーションされたお部屋は、少々手狭だった昭和の雰囲気の残るお風呂を、使い勝手のいいスタイリッシュなシャワー室に改装。お風呂はホテル自慢の温泉大浴場で満喫できますものね!

スタンダードの部屋は改築はされていませんが、畳の交換や壁の塗り替えなどが行われたので、とても明るい雰囲気になりました。スタンダードのお部屋には昭和の雰囲気の残るタイルのお風呂が備えられています。

おわりに

2024年、新しい時代へと進み始めた大江戸温泉物語 鬼怒川観光ホテル。実はこのホテルの前身は、昭和〜バブルの時代に一世を風靡したホテルニュー岡部です。しかし世界金融危機の影響により2009年に経営権が売却され、大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツが引き継ぎました。そして2010年、リーズナブルでありながらより時代にマッチしたホテルとして「大江戸温泉物語 鬼怒川観光ホテル」が営業を開始。それから14年、東日本大震災・コロナ禍という大きな試練を経て、鬼怒川観光ホテルは、アフターコロナの新次代に求められる新たな歩みを始めました。その今、まさに新しい扉を開けたホテルを取材して、様々な思いが巡りました。


ゲストが快適に過ごせることはもちろん、明日への活力を与えられる、そんなホテルであってほしい。スタッフの笑顔や優しさに癒される、そんなホテルであってほしい。大切な人との時間を想い出をゆっくり紡ぐことができる、そんなホテルであってほしい。小さな子どもやご年配の方々、障碍を持った方々にも優しいホテルであってほしい・・・。以上は、車いすの母を連れての旅をしている、1(いち)ホテルユーザーとしての戯言(たわごと)です。これから、ゲストと共に新しい時間を刻み歩んでいく「大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル」に期待しながら、リニューアルレポートを終えたいと思います。

【大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテルの基本情報】
所在地:栃木県日光市鬼怒川温泉滝359-2
電話番号:050-3852-4765
アクセス:東武線「鬼怒川温泉駅」下車徒歩約15分、ダイヤルバス約10分。日光宇都宮道路「今市IC」より約30分。
公式サイト:大江戸温泉物語Premium 鬼怒川観光ホテル

ライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市・益子町・那須町)

自然と美味しいものが大好き。92歳のばばちゃまをのせた車いすを押して、心に響く風景や美味しいものを求めて、あちこち出没しています。Yahooエキスパート、日光市観光協会公式WEB「日光旅ナビ」、トラベル.jp、その他多数の旅行・グルメ情報webサイトに寄稿しています。

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