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鈴木誠也が1打点、筒香嘉智は2打点。日本人選手2人が同じ試合で打点を挙げたのは、いつの誰と誰以来!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
筒香嘉智(ピッツバーグ・パイレーツ)Apr 21, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月21日、鈴木誠也(シカゴ・カブス)と筒香嘉智(ピッツバーグ・パイレーツ)は、同じ試合に出場し、どちらも打点を挙げた。鈴木は、4打数0安打ながら、2回裏の1死一、三塁から三塁ゴロを打ち、それによって三塁走者がホームインした。筒香は、5回表の2死満塁から、二塁打で2人を生還させた。こちらは、5打数1安打だ。

 試合は、パイレーツが4対3で勝った。鈴木が打点を記録した時点では、カブスが3対0とリードしていたが、筒香が挙げた2打点でパイレーツが逆転し、そのまま逃げきった。

 鈴木と筒香は、4月12日と13日も、同じ試合に出場している。この2試合とも、鈴木は打点を記録したが、筒香の打点はなかった。

 2人以上の日本人選手が同じ試合で打点を挙げたのは、いつが最後だったのか、調べてみたところ、2012年4月7日のイチロー川﨑宗則が見つかった。当時、彼らはどちらもシアトル・マリナーズにいた。川﨑は、この試合でメジャーデビューした。

 見落としがなければ(ないことを願う)、鈴木と筒香の前に、それぞれ違うチームの選手として同じ試合に出場し、どちらも打点を挙げた日本人選手は、2011年8月23日の福留孝介(現・中日ドラゴンズ)とイチローだ。10年間の「ブランク」があったということになる。この日、クリーブランド・インディアンズとマリナーズはダブルヘッダーを行い、インディアンズの福留――1ヵ月前にカブスから移籍――は2試合とも1打点ずつ、マリナーズのイチローは1試合目に1打点を挙げた。ちなみに、この年の8月1日には、イチローとオークランド・アスレティックスの松井秀喜が、同じ試合で打点を記録している。

 カブスとパイレーツは、両チームとも、ナ・リーグ中地区に属している。4月22日~24日を含め、今シーズンは、あと16試合で顔を合わせる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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