Yahoo!ニュース

ドジャースは負ければ敗退の第4戦に5対0とリード中。5点差からの逆転負けは今シーズン3試合

宇根夏樹ベースボール・ライター
キーケー・ヘルナンデス(ロサンゼルス・ドジャース)Oct 9, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・ドジャースは、ディビジョン・シリーズの第4戦を1勝2敗で迎えた。現在、6回裏まで終わり、5対0とリードしている。

 この試合を含めず、今年のドジャースは、レギュラーシーズンとポストシーズンの計165試合中84試合で5点以上を挙げ、そこで、70勝14敗、勝率.833を記録している。

 一方、ドジャースと対戦中のサンディエゴ・パドレスは、計165試合中68試合が5失点以上。こちらは、20勝48敗、勝率.294だ。

 点差だけでなく、これまでの結果からも、第4戦にドジャースが勝ってパドレスは敗れ、シリーズは2勝2敗となる可能性が高い。

 ただ、ドジャースが5点以上を挙げながら敗れた14試合のなかには、いずれかの時点で5点以上リードしていた試合が3度ある。

 また、パドレスが5失点以上にもかかわらず勝った20試合のうち、5分の1の4試合は、いずれかの時点で5点以上リードされていた。

 ドジャースが5点リードから逆転負けの3試合と、パドレスが5点ビハインドから逆転勝ちの4試合は、1試合が重なっている。

 7月30日の試合がそうだ。1回表に、ドジャースは5点を挙げた。そこから、パドレスは、2回裏に1点、3回裏に2点を返し、9回裏にマニー・マチャドジャクソン・メリルのホームランで同点とした。マチャドのホームランは、この試合2本目だ。そして、10回裏に、1死満塁からドノバン・ソラーノがヒットを打った。9回裏と10回裏に投げたのは、それぞれ、ブレイク・トライネンアレックス・ベシアだ。

 なお、パドレスとドジャースのどちらかがリーグ・チャンピオンシップ・シリーズに進出した際に、対戦するチームは、すでに決まっている。ニューヨーク・メッツだ。2勝1敗で迎えた第4戦に、フランシスコ・リンドーアが満塁本塁打を打ち、4対1で勝利を収めた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事