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【名古屋市中村区】和の古民家で梅雨の季節を楽しむ「R cafe」

羽矢旬良ライター(名古屋市)

今回おじゃましたお店は、あえて雨の日に訪れてみたいと感じたお店「R cafe」さん。住宅街で営む、長い廊下と中庭が印象的な古民家カフェです。
廊下の途中にある席に座り、おいしいスイーツとコーヒーをいただきました。

お店は築50年以上の古民家だそうで、外観も店内もレトロな和のテイストです。
玄関を上がり、大正ロマンを感じる店主の創作ルーム?を左手に軽く眺めた後、曲がくねった長い廊下を歩いた先に不ぞろいの椅子とテーブルが置かれたカフェスペースが現れます。突き当りは和室で、畳に座ってくつろぎたい人向け。

廊下の途中にやや開けた空間があり、筆者はそこで見つけたテーブル席が気に入って着席。壁際に本がならび、窓越しに中庭が見えます。レトロな雰囲気のスタンドが照らすやわらかい明りが心地よく、のんびり紙の本を読みながら過ごしたくなる空間です。

雨の日にこの席に座り、本を読むことに疲れたら、窓越しに雨粒とそれを受け流す緑を眺めながらのんびりした時間を過ごしてみたい。

お店のメインメニューは「ケーキセット」だそうです。この日は3種のケーキから選ぶことができましたので、「ショコラもちもちムース」のセットをオーダーしました。コーヒーも好みで数種類の中から選ぶことができます。今回は、深煎りブレンドをセレクト。

新鮮なフルーツとの盛り合わせがとても奇麗!

「ショコラもちもちムース」は、米粉のスポンジ生地とカカオマス入りの豆乳ムースの組み合わせで、絹豆腐のクリームがトッピングされています。
形は巾着を思わせるもので、添えられた小花がアクセント。小さくカットされた新鮮フルーツとの盛り合わせは、夏の訪れを静かに待っているかのよう。白と黄色のツブツブが雨粒を思わせ、今の季節にぴったりのたたずまいです。それにして和へのアレンジがお見事。

ムースはしっとりもちもちの食感で、口の中でほのかに香る豆乳とカカオの風味は、深煎りコーヒーとの相性が抜群です。
細かく散らされた黄色いツブツブは「ビーポーレン」と呼ばれているもの。ミツバチが花粉を集める際に自分の足に付いたものを団子状に丸めたものだそうで、栄養豊富なんだとか。

カフェの店主、近藤さんはもともとガレットを専門とするパティシエとして、デパートにも出店している有名洋菓子店で働いていました。その頃からケーキを趣味で作っていたそうですが、自分のお店を出店するにあたり「毎日食べても大丈夫な罪悪感のないスイーツ」をコンセプトに、オリジナルにアレンジしたものをメインとして提供することにしたそうです。

そして、こちらのお店のもう一つの特徴は、ウクレレの演奏が自由にできること。
近藤さんは、時折ソロやバンドでライブを開催しているウクレレ奏者でもあるのです。これからウクレレを始めてみたい方も大歓迎だそうで、丁寧に教えていただけるそうですよ。

ウクレレが趣味なんて、カッコイイかも。ぜひ、あなたも始めてみては?

店舗情報

店名:R cafe
住所:名古屋市中村区深川町3-33
TEL:052-453-1270
営業時間:12:00~17:00
定休日:土・日・月曜日 他不定休あり
公式Instagram

ライター(名古屋市)

名古屋生まれの名古屋育ち、現在は近郊在住。ライトなものからディープなものまで、名古屋のリアルを主観を添えてお伝えします。

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