毎月10日に、久屋大通公園内の「ZONE1／シバフヒロバ」で開催されるマルシェイベント「Hisaya market」
さまざまなお店が出店し、食事から生活雑貨の買い物まで楽しめます。
先日、イベントに出かけた知人から筆者の元に「おいしかった！」と、1枚のどらやきの写真が送られてきました。「つばくらめ」という和菓子屋さんが販売されていたものだそうです。
実店舗が中村区にあるようなので、さっそく行ってみました。

販売している商品が並べられたショーケースは軒先に置かれ、ガラス張りのお店の中は和菓子を製造する工房になっていました。

ショーケースの中には、どらやきと鬼まんじゅう、季節の和菓子が並んでいます。
どらやきは、つぶあんの定番と旬の材料が入った季節限定がありました。

ショーケースの中を見ていると、「いらっしゃいませ」と、すぐに店主が出てきてくれました。

今回筆者は、季節限定の「いちごもちとら」と「黒糖バター」を購入。
どちらもあんがたっぷり入っていて満足度が高いものでした。特に気に入ったのは、いちごと一緒に入っていたお餅。「ぎゅうひ餅」というそうで、さわやかなお餅の風味ともちもちした食感がとてもおいしい。
あんといちごにこのお餅が合わさり、どらやきの中身がまるでいちご大福のようです。
ふかふかのどらやきの生地との相性も抜群でした。

聞けば、こちらのお店、店主の倉知さんお一人で運営されているそうです。しかも、６人の子育てをしながら2016年からお店を切り盛りされてきたんだとか。家業の流れをつぎ、現在の場所で開店してから8年が過ぎて、上から３人目の子たちまではすでに独立したそうですが、今でもまだ小学生から高校生の子3人の子育て中です。

倉知さんが結婚したのは26年前。バックパッカーとして訪れたバリ島で出会った現地の方だったそうですが、結婚後は互いに別の仕事をしながら日本で暮らし6人の子供をもうけました。現在夫は、長年の夢だったヴィラを経営するため、単身バリ島に渡り建設に着手しているそうです。

営業は実店舗のほか、冒頭でご紹介した「Hisaya market」や「東別院暮らしの朝市」などのマルシェでも行っています。
明日、3月10日の「Hisaya market」にも出店されるそうなので、イベントに行く機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょう。おいしいおやつと一緒に、気さくな店主とのおしゃべりも楽しめそうですよ。

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