【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!
みなさん、こんにちは~!
「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」では、たくさんの韓国ドラマの中から、「これってどういうこと?」と疑問に感じるような不思議な行動をテーマに取り上げ、その疑問を分かりやすく解消していきます!
読み終わった後は、スッキリした気分になれるはずですよ!
どんな不思議が飛び出してくるのか、ぜひお楽しみに♪
今回は、韓国の伝統芸能や伝統工芸品にまつわる不思議をお届けします。
まずは、こちらから見てみましょう~!
「奥が深い!韓国の伝統音楽パンソリ」
みなさんは女優のペ・スジ主演の「花、香る歌 /도리화가(ドリファガ)」という映画を知っていますか?
この映画は、韓国の伝統音楽である「판소리(パンソリ)」を題材に制作されました。
「パンソリ」と聞いても、馴染みがない方も多いかもしれませんね!
これは韓国で昔から親しまれてきた伝統音楽で、歌い手である「소리꾼(ソリックン)」と、太鼓奏者である「고수(コス)」の2人のみで演奏されるものなんです。
「소리꾼(ソリックン)」が表情豊かに歌い上げ、力強い声で物語を語る様子は、シンプルながらその世界観に引き込まれてしまいます。
韓国語が分からないからといって、楽しめないということはありませんよ!
パンソリは、表現力や歌声を通して、言葉を超えてその世界観を感じ取ることができる点が魅力です。
昔から親しまれているとご紹介しましたが、その歴史は長く、17世紀頃から始まったとされています。
驚くことに、楽譜などの記録は残されておらず、人から人へと口伝えで受け継がれてきたんです!
口承だけで、長い年月途絶えることなく伝わってきたというのは、とても素晴らしいことですよね。
さらに、ある演目では、演じるのに8時間以上かかるものがあるそうです。
全てマスターするのには、膨大な時間と努力が必要だろうと考えると、「소리꾼(ソリックン)」と「고수(コス)」の覚悟に驚かされます。
このような歴史や背景に思いを馳せると、パンソリの魅力にますます引き込まれるような気がしますよね!
お次は、伝統工芸品に関するこちらをどうぞ♪
「仮面劇のお面は表情豊かで個性的!」
韓国の土産店には、さまざまな表情を持つ個性的なお面が並んでいるのを、よく見かけます。
その表情は、笑っているのか泣いているのか迷ってしまうほど独特で、不思議な雰囲気を放っているんです。
伝統工芸品が置いてあるお店では、お面だけでなく、それをモチーフにしたストラップやキーホルダーなどの小物も並んでいます。
気軽に持ち帰ることができ、韓国らしいお土産なので、観光客に人気なんですよ。
実はこのお面、韓国の伝統的な仮面劇で使用されるものなんです!
仮面劇のことを韓国語では「탈춤(タルチュム)」といい、「탈(タル)」は仮面、「춤(チュム)」は踊りを表します。
タルチュムは、韓国の伝統的な芸術劇として世界的にも高い評価を受けており、ユネスコ無形文化財に指定されているんです!
その内容は、社会問題や世の中の矛盾をテーマに、ユーモアを交えた鋭い風刺劇となっています。
特に「面白おかしく風刺する」というところが、タルチュムの最大の魅力なんですよ。
当時の人々にとって、タルチュムは日々の不満やストレスを笑いに変え、心を軽くするための大切な娯楽だったのかもしれませんね。
このタルチュムで使われるお面には、「하회탈(ハフェタル)」というものがあります。
これは、韓国の慶尚北道安東市の河回村(ハフェマウル)に古くから伝わるタルチュムで使われるもので、今でも大切に受け継がれています。
人気ドラマ「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」の中で、この「하회탈(ハフェタル)」を登場人物たちがかぶって現れるシーンがありました。
お面の表情が少し不気味でもあり、かなり印象的でしたよね。
「하회탈(ハフェタル)」で有名な安東河回村といえば、有名な韓流スターの出身地でもあるのですが、みなさん分かりますか~?
そのスターとは・・リュ・シウォンなんです!
大人気だった当時は、リュ・シウォンの実家を一目見ようと、たくさんの日本人韓国客が訪れたそうですよ。
まるで聖地巡礼のようですよね笑
タルチュムは、日本では目にする機会があまりないのが残念です。
韓国旅行の際には伝統芸能にも触れてみると、韓国文化をより深く感じることができるかもしれませんよ!
いかがでしたか?
「パンソリ」も「タルチュム」も、日本にはない韓国特有のものですよね。
これからも、ずっと受け継がれて残り続けてほしいなと感じました!
それでは、次回も楽しみにお待ちくださいね~♪
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