【ChatGPT】噂でスゴイと言われてるけど? 意外な思考でChatGPTを鬼活用する5つのポイント
「全然、期待通りに回答してくれない」
「噂ではスゴイと言われてるけど、マジ使えない」
ChatGPTを上手く活用したいけれど、なかなかうまくいかないと感じたことはないだろうか?
あなたと同じ悩みを持つ99%の人が知らない、意外な思考でChatGPTを活用できる5つのポイントを今回は紹介する。
この記事を読むことで、誰もが簡単にChatGPTを活用できる秘訣をつかめるだろう。これまでの悩みを解消し、さらなる可能性を引き出すために、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
■プログラミング的思考をうまく活用せよ!
ChatGPTをうまく活用したいなら、プログラミング的思考を使いこなそう。
とはいえ、プログラミング的思考を理解していなくても、5つのポイントを知るだけで、誰でもChatGPTを活用できるようになる。わかりやすい事例も紹介しているので、記事を読んだあと、すぐにでも仕事や日常生活にも大きなインパクトを与えることだろう。
その5つとは、
①問題の分解
②アルゴリズム思考
③パターン認識
④抽象化
⑤デバッグと改善
さっそくこれら5つのポイントを解説し、その後にプログラミング的思考を使ったChatGPT活用事例を紹介しよう。
■ChatGPT活用に欠かせないプログラミング的思考5つのポイント
それではChatGPT活用に欠かせないプログラミング的思考5つのポイントを紹介する。
①問題の分解で、適切な質問を選択する
問題を解決するためには、まず問題を分解し、適切な質問を選択することが重要だ。
「営業目標が達成しない。どうしたらいいか?」
ではなく、
「営業目標を達成させるためには、当社、お客様、競合他社の3つの視点で考えるべきで、そのうち当社は競合他社の視点が欠けていると考えている。この視点を手に入れるには、どうしたらいいか?」
このように問題を分解して、詳しくChatGPTに情報を届けると、的を得た回答を効率的に得られるだろう。
②アルゴリズム思考で、手順やルールを指示する
アルゴリズム思考は、手順やルールを明確に指示する能力だ。ChatGPTに対して、具体的な手順やルールを指示することで、より期待通りの回答が得られるはずだ。
「上司との人間関係で悩み相談に乗ってほしい」
ではなく、
「上司との人間関係で悩み相談に乗ってほしい。いきなり『なぜなぜ分析』とかされると気がめいってくるので、ABC理論を使って、一つずつ質問をしてください」
このように質問のルールや手順もこちらが指定すると、より期待通りの反応をしてくれる。
③パターン認識で、得られた回答の構造を見つける
得られた回答の中から、パターンや構造を認識することで、ChatGPTがどのような回答を生成するか理解しやすくなる。
「全然ダメだな。まったく期待通りの回答をしてくれない」
とレッテルを張るのではなく、
「なるほど、このような依頼をすると、こんな風に回答するのか。そういう風にできているんだな」
と観察し、ChatGPTの言動を構造的に理解するのだ。
このパターン認識能力は、プログラミング的思考の中でも重要な要素だ。この能力があれば、ChatGPTとの対話を効果的に進めることができる。
④抽象化で、本質を捉え直す
抽象化は、具体的な事例から本質を捉える能力のことだ。
この能力があることで、得られた回答をもとに、本質を捉え直すことができるようになる。
「ChatGPTと壁打ちをしていると、現在直面している問題の本質が、どうも別のところにある気がしてきた」
このような発見があるのだ。
⑤デバッグと改善で、回答が期待通りになるよう質問や指示を調整し続ける
このデバッグと改善が、最も重要だ、と個人的には思っている。
デバッグと改善は、回答が期待通りになるよう質問や指示を調整し続けるプロセスのことだ。ChatGPTとの対話では、これを繰り返すことでより良い回答が得られる。デバッグと改善のプロセスは、プログラミング的思考の中でも〝実践的な要素〟である。
1回や2回のトライで諦めるのではなく、ChatGPTと何度も対話することで、より効果的に期待された回答を得られるようになるのだ。
■事例紹介
それではさっそくプログラミング的思考を使ってChatGPTを活用してみよう。
(※ただし、本格的なやり取りを紹介すると記事がとても長くなるので、詳しく知りたい方はこちらの記事を参照ください)
以下は、会社の社員教育に関して問題提起する文章を、ChatGPTに作成させしてもらう事例だ。
それではさっそく、ChatGPTへの依頼の仕方や順番などを確認してもらいたいと思う。
(どこに問題点があるか切り口を明示した)
(どの部分を膨らせてほしいかを明記し、指示を調整した)
どうだろう?
生成された文章をそのまま採用するわけにかいかない。しかし、たった2回の依頼で、ここまで「もっともらしい文章」を手に入れることができたら、仕事の生産性はとても高くなると思わないだろうか。
「頼らなくても書ける文章」ではある。とはいえ、実際に頼らず書いてみたら、時間がかかるだけでなく、抜け漏れなくスピーディに情報を集めて加工することが、いかに難しいか、わかると思う。
意外と簡単ではないのだ。
このように、プログラミング的思考を用いて、ChatGPTと効果的に対話することで、驚くほど速く、精度の高い回答を得ることができる。この事例は、プログラミング的思考がChatGPTを鬼活用できるカギであることを示している。
■まとめ
プログラミング的思考を使うことで、ChatGPTと効果的に対話できることは間違いない。ポイントは、問題の分解、アルゴリズム思考、パターン認識、抽象化、デバッグと改善という5つだ。
これら5つのポイントを頭に入れて向き合うことで、期待通りの回答を得ることができる。ChatGPTを最大限活用することが可能だろう。私の専門は組織マネジメントなので、今後は特にマネジメントに関わる活用方法を紹介していきたいと思う。