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【倉敷市】全長わずか10.4km!レトロさが逆に珍しい列車に乗ってみた

倉敷そだち地域情報発信クリエイター(倉敷市)

車社会の岡山県。県民の移動手段は自家用車がほとんどです。筆者も例に漏れずマイカーであちこち行きます。そのせいで倉敷市民ですが、一度も倉敷市を南北に走る「水島臨海鉄道」に乗ったことがありませんでした。旧国鉄時代の車両も走ることで鉄道ファンの間では有名だそうです。乗らないのはもったいないと、人生初の倉敷市のローカル線に乗車してきました。

倉敷市中心部と工場地帯を結ぶ線

1943年に倉敷市中心部と水島の工業地帯を結ぶ線として誕生。10.4kmの線路上に10駅あります。最終駅の「三菱自工前駅」は工業地帯の真ん中に。貨物の運搬と旅客事業をしています。

実際に乗ってみた

出発は倉敷市駅から。JR倉敷駅に隣接していますが、建物は別です。

倉敷市駅
倉敷市駅

倉敷市駅では、切符は券売機で購入しましょう。電子マネーは使えず現金のみです。キャッシュレス派の筆者は、久しぶりに券売機を使ったせいでお釣りを取り忘れました。すぐに隣のひとが教えてくれたのでセーフ。

改札口も今時珍しく、切符を駅員さんに見せて通過するシステム。ちなみに降車時に乗務員さんへ切符を手渡しします。

いよいよ乗車です。筆者が乗った列車は一両のみでワンマン運行でした。

倉敷市駅を出発してすぐ開けた場所に出ました。JRがすぐ横を走っているため、線路がたくさん。一見大都会のような景色になっています。

まもなく線路は単線に。すれ違い地点以外は単線のようです。のどかな景色に癒されますね。

ところどころ高架上を走ります。

ひまわり号」と呼ばれる、ひまわりをあしらった車両とすれ違いました。ひまわり号に会いたかったのでラッキー。

駅は基本的に無人駅のようです。プラットフォームのみの駅も。

球場前駅
球場前駅

高架橋を通過。橋の下は国道2号線が通っています。

栄駅(さかええき)で降りることに。栄駅の周辺は徒歩圏内にいくつも飲食店があります。

栄駅周辺を散策した後、倉敷市駅に戻りました。券売機がある倉敷市駅と水島駅以外で乗車する場合は整理券を取るシステムのようです。バスと同じですね。今では逆に珍しいひと昔のシステムが魅力的に感じられました。

路線バス・臨鉄無料デー

魅力がいっぱいのローカル線に乗ってみたくなりましたか?そんなかたに紹介したいのが「路線バス・臨鉄無料デー」。水島臨海鉄道と倉敷市内を運行する路線バスに無料で乗れるんです。この機会を逃すのはもったいないっ。

▼路線バス・臨鉄無料デーの開催日

  • 9月24日(土)
  • 10月9日(日)
  • 10月16日(日)
  • 11月5日(土)

イベント詳細はコチラ

列車に乗っておでかけを

全長10.4km、端から端まで乗っても所要時間は26分です。運賃は券売機で切符を購入、もしくは駅員さんに直接支払いを。今では逆に珍しくなった昔のシステムにわくわくします。気になったかたは、まずは無料デーを利用して乗ってみませんか?

<詳細情報>
水島臨海鉄道株式会社
住所   :岡山県倉敷市水島東栄町12-46(本店)
電話   :086-446-0931
URL  :公式HP

地域情報発信クリエイター(倉敷市)

地域コミュニティWebメディア「倉敷とことこ」ライター。 倉敷市在住、生粋の倉敷人です。メジャーからマイナーな情報まで、倉敷市の魅力をしっかりお伝えします。趣味は食べ歩きと旅行。大好きな愛犬と倉敷をめぐることも。

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