大人のご褒美は瓶入りの「栗水ようかん」秋田の気候が育む西明寺栗と甘さ控えめの水羊羹でリラックス
七月も半ばになり、都心部の子供たちは夏休みが近づいてきましたね。わくわくする子供たちとは裏腹に、大人たちはなんとなく気落ちといいますか、率直に申し上げますと若干憂鬱と申しますか…年々増していく日差しの強さと暑さ、子供たちのエネルギーも相まって、やや体も気持ちもお疲れ気味に。
そんなとき、冷たくて体を労わってあげられるような美味しいおやつはいかがでしょうか?今回は、秋田県にお店を構え、地元の食材を豊富に使用した和洋菓子を製造なさっているお店「くら吉」さんの「栗水ようかん」をご紹介。
ある程度の保形性を保ちながらも、口の中でさらさらと音を立てて解けていくような瑞々しさ。水羊羹といいますと、ある程度日持ちのするタイプであればもっと濃厚な舌触りや口当たりを思い浮かべるかもしれませんが、こちらは製造日より1か月というある程度の賞味期限の長さをキープしつつ、羊羹も栗もフレッシュな印象をうける水羊羹です。
こし餡の滑らかさとしっかりと羊羹に抱かれたたっぷりの栗を同時に味わうことができるのも特徴のひとつ。荒めに刻まれた栗は風味豊かかつほろほろとした食感が際立つ、優しいアクセントに。
更にこちらの栗は、日本一大きな栗の実といわれる「西明寺栗」を使用。くら吉さんが使用なさる秋田県仙北市の赤蔵栗園さんの栗は、完熟落下後に収穫され、丁寧な下処理が施されるという手間暇を惜しまない管理がなされております。
そのためか、甘さ控えめのこし餡を凌駕する香ばしさとほくほくとした旨味がダイレクトに伝わり、慎ましやかながらも栗の存在感が忘れられないような仕上がりです。
体に染みていくような滋味深さ、甘味ではなく旨味をぐっと引き上げた調整は、大人だからこそより美味しく満喫できる代物かと。
また、カップではなく瓶入りというのも、どこか高級感を醸し出しているような気がするのは私だけでしょうか?
ちょっとした手土産や自身へのご褒美に、ぜひ夏の涼をプレゼントしてみてくださいね。冷蔵庫で冷やす際は、くれぐれも内密に…。