ベッツが内野を守る予定ということは…。ドジャースはソトとテオの両外野手と契約を交わす可能性も!?
来シーズン、ムーキー・ベッツ(ロサンゼルス・ドジャース)は、二塁か遊撃を守る予定らしい。ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンらによると、GMミーティングに出席しているブランドン・ゴームズGMが、そう語ったという。
今春のスプリング・トレーニングが始まった時、ベッツは、二塁手としてシーズンに臨むはずだった。だが、3月初旬に遊撃へ移り、ベッツと入れ替わりに、ギャビン・ラックスが遊撃から二塁へ移動した。ラックスの送球に不安があることが、ポジション変更の理由だと思われる。
6月中旬の死球により、左手首を骨折するまで、ベッツは、遊撃を守っていた。8月中旬に復帰以降は、遊撃には戻らず、それまでのキャリアで最も経験のあるライトを定位置とした。6度のゴールドグラブは、いずれも、主にライトを守ったシーズンに受賞している。
プロ入り当初、ベッツは二塁手だった。当時、ボストン・レッドソックスの二塁には、ダスティン・ペドロイアがいたため、外野手に転向した。
ゴームズGMの発言のとおり、ベッツが二塁か遊撃を守るのであれば、ライトが空く。FA市場に出ている外野手2人、ホアン・ソト(前ニューヨーク・ヤンキース)とテオスカー・ヘルナンデス(前ドジャース)のどちらとも契約を交わし、ライトとレフトに据えることもできる。
その一方で、FAの遊撃手、ウィリー・アダメス(前ミルウォーキー・ブルワーズ)を迎え入れる可能性は、低くなったように見える。今シーズン、ラックスの出塁率は.320ながら、後半に限ると.391を記録した。来シーズンの併殺デュオは、現時点においては、ラックスとベッツが順当だろう。
ただ、ストーブリーグは、まだ始まったばかりだ。ソトとテオの一方、あるいは2人が揃って他球団と契約を交わすこともあり得る。