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空気が読める人と読めない人、両者と上手く付き合っていくポイントとは?

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

日常生活を送っていると、空気が読める人と空気が読めない人に出くわす機会がしばしばあります。

空気が読める人と一緒に仕事をするとスムーズだけれども、空気が読めない人とだと気疲れしたり、イライラしたりしてしまう…ということもあるのではないでしょうか。

また、空気が読める人と仕事をする場合でも、周囲から自分の能力が低く評価されそうで心配になる、引け目を感じてしまう…などの声が聞こえてきそうです。

しかし、会社や学校ではこの両者とも上手く付き合っていくスキルが求められます。

そこで、今回は両者と上手く付き合うための秘訣について考えてみたいと思います。

空気が読める人と空気が読めない人の特徴とは?

まずはそれぞれの特徴について考えてみましょう。

いくつか考えられるものをあげてみます。

<空気が読める人>
・周囲の雰囲気や相手の態度を敏感に察することができる
・相手の話に耳を傾けることができる
・他人を優先してしまう傾向がある
・その場に合った発言ができる
・状況に応じた対応ができる
・チームワークを大切にしている
・相手を尊重した言動を取ることができる
<空気が読めない人>
・周りを見ていないことが多い
・突拍子もないコミュニケーションをすることがある
・意見をはっきりと言える
・考え方がズレていることがある
・相手の話に耳を傾けないことがある
・人の意見を汲むことができない
・自分勝手な振る舞いが多い

いずれの場合も、メリットとデメリットがあるのではないでしょうか。

空気が読める人も読めない人もそれぞれ、何かしらの悩みは抱えていそうな気がします。

両者と上手く付き合うにはどうすれば良いか?

空気が読める人と空気が読めない人、それぞれに長所と短所があることが分かりましたが、それぞれの人と上手く付き合っていくには、どのようにすれば良いのでしょうか?

自分が振り回されないためにも、ぜひ以下の内容を参考にしてみましょう。

・積極的に相手の話に耳を傾ける

相手の気持ちをきちんと「聴く」という行為は、決して受け身的なことではなく、積極的で能動的なことです。

相手に関心を持ち、どんな相手か理解することができれば安心につながります。

結果的に相手に対してどのように振舞えば、お互い気持ちよく過ごすことができるかが分かってくるのではないでしょうか。

・それぞれの長所を自分に取り入れる

空気が読める人と空気が読めない人には、先述した通り長所があります。

その長所になる所を、ぜひ自分自身に取り入れてみましょう。

たとえば、意見をはっきりと言えるのが羨ましいと感じたなら、ベストなタイミングで適切な表現を使って思っていることを相手に伝えてみるのも良いかもしれません。

また、短所に関しては、自分も同じことをしていないか?今一度自分の言動を見直すヒントにしてみると良いかもしれませんね。

・文化的な違いを認め合う

家庭や組織風土、地域や国によって考え方は異なるものです。

しかし、私たちは馴染みのないものに対しては警戒心や不安を持ちやすいものです。

個人の違いは、性格や気質、育った環境や受けた教育によって異なりますので、自分の価値観とは違った他人に対して戸惑ってしまうことも仕方がないことではありますが、それを敵意や攻撃的な態度と誤解するのではなく、認め合う気持ちを大切にし相互理解を進めることが大切です。

両者を尊重した付き合い方をするには?

私たちはみな、パーソナリティが違うため、一人ひとりのもののとらえ方や見方は異なっています。

ある個人の異なった言動から会社や学校で、「あの人は空気が読めないからダメだ」と決めつけてしまうことも、もしかしたらあるかもしれませんが、自分の固定観念にとらわれて生活をしていると損をしてしまうことも多くなるかもしれません。

人それぞれに持っている価値観は違い、物ごとをとらえる「枠組み」も違うのだということを前提にしておく必要があるのではないでしょうか。

・自分とは異なる相手と接する機会を増やす

性別、年齢、国籍、出身地、社会的背景、経済的背景…など、自分と異なるタイプの人と付き合うことで視野が広がり、枠組みが異なることを受け入れやすくなるかと思います。

相手の枠組みに沿った理解が必要になるため、自分とは違った人と接していても不安や戸惑いを感じる機会が少なくなるのではないでしょうか。

・その場に応じた「きき方」をする

「聞く」は、音が耳に入ってくる、聞こえるという意味です。

つまり、「右から左」のきき方もできるのが「聞く」であり、受け身的だと言えます。

一方、「聴く」は相手の感じていること、伝えたいことを理解しようと耳を傾けることです。

「聴」という漢字には「心」という文字が入っている通り、心を込めてきくという意味合いが含まれていると言えるでしょう。

まとめ

今回は空気が読める人と読めない人の両者と、上手く付き合っていく方法について考えてみました。

自分だけの枠組みにとらわれず、好意的な関心を持って接することが大切だということが理解できたのではないでしょうか。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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