無料の福澤諭吉・博物館にカフェもある!一般の人も利用できる「慶応義塾図書館旧館」は見応えたっぷり
こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、三田にある「慶應義塾図書館旧館」をご紹介します。
慶應義塾図書館旧館があるのは、慶應義塾大学の三田キャンパス内。立派な東門から入ると近いです。東門には警備の方が立っていますが、学生や学校関係者でなくても入館することができます。
国の重要文化財に指定されている「慶應義塾図書館旧館」
赤レンガが目をひくゴシック様式の「慶應義塾図書館旧館」は、1912年(明治45年)4月に、慶應義塾創立50年を記念して建てられました。
設計したのは、ジョサイア・コンドルの弟子である曾禰達蔵(そねたつぞう)と、中條精一郎(ちゅうじょうせいいちろう)。
ジョサイア・コンドルは鹿鳴館や三菱一号館などを設計したイギリス人の建築家で、日本における西洋建築の草分け的存在の人物です。
関東大震災や空襲により被害を受けるたびに修復し、1969年(昭和44年)に国の重要文化財に指定。
現在は図書館としての役割の多くを新館が担っていますが、旧館も書庫として利用されているほか、一般の方も入館できる「福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館」や「カフェ八角塔」を備えています。
玄関ホールの階段踊り場には、目を見張る美しいステンドグラスの窓があります。
洋画家の和田英作が原画を描き、小川三知の制作によって1915年(大正4年)12月に図書館に加わりましたが、1945年(昭和20年)の空襲により破損。
その後、小川三知のもとで学んだ大竹龍蔵により1974年(昭和49年)に復元されました。
無料なのに見応えたっぷりの「福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館」
美しいステンドグラスを眺めながら階段をのぼると「福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館」があります。
福沢諭吉といえば一万円札に描かれている人!というイメージが強いかもしれませんが、慶應義塾大学の創立者です。
展示館内の撮影は、個人で楽しむための写真ならOK(フラッシュは禁止)。
ということで写真はお見せできませんが、演説の原稿や、海外で出会った少女との写真など、福澤諭吉にまつわる貴重な資料がたくさん展示されており、無料で見学できることに驚いてしまいます。
展示館があるのは、もともとは大閲覧室だった場所。福沢諭吉や慶應義塾大学に関する展示だけでなく、歴史ある建物自体も楽しめる博物館となっています。
広々とした展示館は天井も高く優雅な雰囲気。ゆったりと自分のペースで展示を楽しめるのも魅力です。
福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館
住所:東京都港区三田2−15−45 慶應義塾三田キャンパス内 慶應義塾図書館旧館2階
電話番号:03-5427-1200
開館時間:10:00〜18:00(※入館は17時30分まで)
休館日:日曜日・祝日・夏季一斉休暇(例年8月中旬1週間程度)・年末年始
入館料:無料
公式サイト(外部リンク)
2021年8月に「カフェ八角塔」がオープン
慶應義塾図書館旧館のシンボルとも言える”八角塔”を名前に冠したカフェが、2021年(令和3年)8月にオープンしました。
映画の世界に迷い込んだようなレトロな空間。八角塔というだけあって、テーブルも八角形、天井にも八角形のデザインがされています。
カフェは10時からオープンしており、11時〜14時まではランチセットがいただけます。筆者がいただいた「特製ナポリタンセット」はサラダとドリンク(コーヒーor紅茶)がついて1,450円。
もちもちとした太麺のナポリタンは軽食といった雰囲気で、男性にはやや少ないかもしれません。その他のメニューをみてもタマゴサンドや小倉トーストなど、やはり軽食寄りです。
天井が高く優雅な雰囲気のカフェ。窓の外にキャンパスを眺めながらゆっくりとする時間は、とても穏やかな時間です。
カフェ八角塔
住所:東京都港区三田2−15−45 慶應義塾三田キャンパス内 慶應義塾図書館旧館1階
電話番号:03-5443-0377
営業時間:10:00-18:00(LO.13:30,LO.17:30)※14:00〜15:00は閉店
定休日:日曜日・祝日・大学指定休有
公式インスタグラム(外部リンク)
慶應義塾図書館旧館へ行ってみよう
慶應義塾図書館旧館をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
国の重要文化財である建物を見られるだけでなく、貴重な資料がたっぷりの「福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館」、そしてレトロな空間でゆっくりと時間を過ごせる「カフェ八角塔」があり、休日のお出かけにもぴったりです(平日と土曜日のみ開館)。
カフェの中は冷房も効いており、暑い季節のお出かけにもおすすめですよ。