高崎で紅葉が見頃!色鮮やかな紅葉に包まれた縁起だるま発祥のお寺で秋を満喫しよう
現在、少林山達磨寺で紅葉が見頃を迎えている。
本堂前の大きなイチョウの木も黄色に色づき、数週間前に訪れたときと比較しても一気に紅葉が進んだことがうかがえる。
広い境内を散策すると赤や黄色に紅葉したモミジが至るところで出迎えてくれる。
紅葉越しに見るだるまさんたちがなんだか嬉しそうに見えるのは気のせいだろうか。ようやく秋本番だね、と声が聞こえてきそうだ。
少林山達磨寺は有名な紅葉スポットであるが、この時期、カラフルな落ち葉を使用した「落ち葉アート」も見どころの一つだろう。御本尊に因んだ北極星と北斗七星、ハート、だるまさんなどが地面に描かれる。
各地で積雪が始まる中、秋真っただ中の少林山達磨寺で紅葉狩りはいかがだろうか。
少林山達磨寺について
少林山達磨寺は縁起だるま発祥の禅寺である。
十一面観音、達磨大師、そして北辰鎮宅霊符尊をお祀りし、方位除・家内安全・商売繁昌・受験合格・良縁成就・安産吉祥などのご利益があるとされる。
少林山達磨寺
宗派 黄檗宗(おうばくしゅう)
御本尊 北辰鎮宅霊符尊(ほくしんちんたくれいふそん)
縁起だるま
そもそも「だるま」とはなんだろうか。
「だるま」は禅宗の開祖である達磨大師が座禅した姿を模して作られたとされる。
現在は願いごとをかなえてくれる縁起物として親しまれ、さまざまな色、動物やキャラクターをモチーフにしたものなど種類も増えている。
高崎で張り子のだるまづくりが始まったのは、今から200年以上も前のこと。
縁起の良い「鶴」と「亀」を顔に描いた高崎だるまは「福だるま」「縁起だるま」とも呼ばれ、人々の幸せを見守ってきた。
お焚き上げ
本堂には一年間人々の願いを見守ってきただるまさんが奉納されている。私も初めて少林山達磨寺を訪れたときは奉納されただるまさんの数の多さと存在感に圧倒されてしまった。
毎年1月15日と冬至の直前の日曜日には、本堂まわりの全てのだるまさんのお焚き上げ供養が行われる。
御朱印
少林山達磨寺では必ず写経をしてから御朱印を受ける。
御朱印は元々、四国八十八ヶ所の札所(八十八の寺院。弘法大師との由緒があると伝えられる。)を巡礼する際、各札所でお経を奉納し、ご縁を結んだ「しるし」としていただくものである。
御朱印を気軽に受けることができるようになった今だからこそ、本来の御朱印の意味を考える機会にしたい。
最後に
紅葉はしばらく見頃が続きそうだ。
赤や黄色の葉が風に舞って落ちて地面をカラフルに彩る景色もまた綺麗だと思う。
冬本番になる前に、今年最後の短い秋を満喫してみてはいかがだろうか。
【基本情報】
少林山達磨寺
住所:群馬県高崎市鼻高町296
アクセス:
*お車でお越しの場合
「高崎IC」より約25分
*電車でお越しの場合
「群馬八幡駅」下車、徒歩約15分
駐車場:有(無料) 大型バス駐車可能
拝観受付時間:9:00~17:00
だるま絵付け体験(予約不要)受付時間:10:00~15:30
少林山達磨寺公式サイト
少林山達磨寺公式Instagram
少林山達磨寺公式X
少林山達磨寺公式Facebook
少林山達磨寺公式YouTube
【参考資料】
少林山達磨寺公式サイト
一般社団法人高崎観光協会 「少林山達磨寺」
群馬県達磨製造協同組合 「高崎だるまとは」
四国八十八ヶ所霊場会 「お遍路の心得」