ポルトガルレストランで評判のエッグタルトが専門店として自由が丘にオープン
数あるスイーツの中でも、「エッグタルトが好きだ」という方、多いのではないでしょうか。卵たっぷりのエッグタルトは、スーパーやコンビニでも売られている人気のスイーツです。
そんなエッグタルトの新店が自由が丘に誕生しました。
実は名店の人気スイーツなのですよ。
アジアンスイーツ好きな私もこの味に魅了されています!
一年間の試行錯誤を経て完成したエッグタルト
訪れたのは、おしゃれスイーツタウンの自由が丘(東京・目黒区)。2022年12月に開業した複合ビル「Nanaha Bldg」に今年1月17日オープンした新しいお店です。
ポルトガル菓子専門店である「Nossabolo(ノッサボーロ)」。店名は、ポルトガル語で「私たちの(nosso)」と「お菓子(bolo)」を組み合わせた造語なんですって。メイン商品となるエッグタルトは、素材選びから試作まで1年間かけて探求されたという逸品です。
こちらのビルはフロア全体に3つの店舗が入店しています。各店舗で購入したものを共有のテーブル席で飲食することができる解放感ある空間で、ランチやカフェタイムにも便利な場所となっていて、自由が丘マダムにもすでに人気のスポットです。
イートインだけでなく、テイクアウトもできるとのことで、今回はテイクアウトして自宅でゆっくり楽しみました。
エッグタルトは、ポルトガル語で「パステル・デ・ナタ」といいます。
北海道産小麦粉を使用したパイ生地に岩手県産鶏卵「高原ゴールド」の卵黄のみで作るカスタードクリームを流してオーブンで焼き上げるエッグタルト。
表面にはしっかり焼き目がついていて、バターの香りが広がるパイ生地は層がしっかり感じられるザクっと食感です。卵黄の濃厚さは一口食べただけでもしっかり感じられて、とろりと舌になじんでクセになる味でした。
プレーンタイプ以外にも月替わりの限定エッグタルトも登場しています。ちなみに先月は木下園製造のブランド「東京緑茶」を使用したエッグタルトで、4月は「さくらフレーバー」が登場します。
実は名店「マヌエル」の名物デザートなんです!
この艶やかなエッグタルト、実はポルトガルレストラン「マヌエル四ッ谷」(東京・千代田区)のデザートメニューから始まったものです。
レストランではいくつかのポルトガルデザートを提供されていますが、やはり人気はエッグタルト。ランチやディナーでポルトガル料理を楽しんだあとの締めには欠かせません。カスタードとの相性のよいシナモンを少しふりかけて食べると、これまた美味。病みつきになること間違いなしです。
2003年のオープン以来、都内で3店舗を運営している「マヌエル」ですが、元々は中国の特別行政区であるマカオの人気店「O Manuel Cozinha Portuguesa」の提携店です。
「ポルトガルレストランなのに、なぜマカオ?」と思うかもしれませんが、マカオは1999年に中国に返還される前まではポルトガルの影響下にありました。そのため、マカオにはポルトガル食文化が根付いていて、街にはポルトガルレストランがたくさんあります。
ポルトガルスイーツも日常的に食べるので、マカオでは「ポルトガル式エッグタルト」が定番なのです。
因みに、エッグタルトには大きく、「ポルトガル式」と「広東式」、2つの種類があります。ポルトガル式は、説明した通りですが、広東式はクッキー生地タイプ(パイ生地のものもある)で、油脂にラードを使用しています。艶やかな表面に焦げ目がついていないことも特徴です。
アジアンスイーツ好きな私としては、どちらのタイプも好きなので、機会があったら広東式のエッグタルトもご紹介してみたいと思います。
最後に朗報なのですが、今回ご紹介した「Nossabolo」が入店するビルの地下1階に「マヌエル」の新店がオープン予定。こちらも楽しみですね。
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「Nossabolo(ノッサボーロ)」
東京都目黒区自由が丘 1 – 14 – 16 Nanaha Bldg 1F
11:00~21:00
東急東横線、大井町線より徒歩3分
https://nossabolo.com/
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