コロナ後の世界の持続可能な農業の課題（下）

農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

2021/12/25(土) 3:42

　国際メディアにおいてF2Fをめぐる議論が活発化している。元となったのが研究機関によるF2Fへの批判的研究だ。その一つの研究はオランダ・ワーヘニンゲン大学（以下、WU）の経済研究部門が出した研究結果だ（Bremmer et al.2021）。同研究結果では、F2Fによる経済的影響を調査した。そこでは収穫量の減少、食料価格の上昇、食料の輸出減少と輸入増加を引き起こすと結論づける。

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松平尚也

農業ジャーナリスト、龍谷大学兼任講師、AMネット代表理事。

農・食・地域の未来を視点に情報発信する農業ジャーナリスト。龍谷大学兼任講師。京都大学農学研究科に在籍し国内外の農業や食料について研究。農場「耕し歌ふぁーむ」では地域の風土に育まれてきた伝統野菜の宅配を行ってきた。ヤフーニュースでは、農業経験から農や食について語る。NPO法人AMネットではグローバルな農業問題や市民社会論について分析する。有料記事「農家ジャーナリストが耕す「持続可能な食と農」の未来」配信中。メディア出演歴「正義のミカタ」「めざましテレビ」等。記事等に関する連絡先：kurodaira1974@gmail.com(お急ぎの方は連絡先をご教示くだされば返信します）。