Yahoo!ニュース

子どもが大きくなるのを待つ必要はない、今すぐできる暮らしを充実させる方法とは

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけどすぐ片づく家で育てています。

今でこそ一番下が小6になりましたがそれでもやはりすぐに散らかります。そんな家で暮らす私は子どものたちがまだ幼い頃「いつか私の部屋ができたら、いつか子どもが大きくなったら自分好みに整えたい」と思っていました。

ゴーサインが出る日は本当にやってくるのだろうか

いつか自分の好きなように家を整えたいと思っていた私、しかし待てど暮らせどその日は来ませんでした。

私の部屋ができるどころか、子ども部屋さえも足りない現実、いつまでたっても家を自分好みにするためのゴーサインが出ずに、どうせ子どもがいるから、どうせ忙しいからとあきらめているときもありました。

しかしあれから10年たち大きく変わったことがあります。

それは、家のあちこちに私の好きなモノが存在し、小さいけど私の好きなスペースがあるということ。小さな満足が家の中に一つずつ増えているのです。

私が片づけを始めたのは18年前ですが、効率のよい生活のための手段だった片づけが、いつの間にか自分を喜ばせるようになっていました。

キッチンで使用する調理道具も自分の好きなモノを購入し、欲しいと思った食器を買い、玄関の棚には自分の好きなモノだけを飾る、

そんな自分しかわからない小さな満足を一つずつ増やしていくことは、子どもが成長し「私だけの部屋」ができるという条件が手に入らなくてもいつでもできると気付いたのです。

本当のゴーサインはすでに出ているかも

・いつか子どもが成長したら
・子どもが家を巣立ったら
・今の仕事が落ち着いてから
・自分の部屋を持てたら

このような条件が整ってゴーサインが来るのはいつなのでしょうか。

今、毎日散らかるけれど家の中に小さな満足がある生活をして思うのは「家を自分の好きなように整えたい!」「私も好きなモノに囲まれて暮らしてみたい」と思った時がゴーサインということです。

条件が整うのを待ってから行動しようと考えがちですが、条件が整うのを待つということは、行動を起こすのを遅らせていることになります。

家の中は何にも変化しないどころか、結局いつもの毎日のままでイライラしながら過ごしたり、愚痴ばかり漏らしているかもしれません。

家族のためや仕事のために、自分の希望を後回しにすることも時には必要かもしれませんが自分自身の満足や幸せも大事です。

条件が整わなくてもスタートした人

条件は整わなくてもできることはたくさんあります。

私のお客様でキッチンを片づけたことでスペースに余裕ができ、しまい込んだままだったお気に入りのコーヒーメーカーをキッチンのラックに置くことができた女性がいました。

小さい子二人の子育てもありキッチンは効率の良さが優先ですが、「自分の好き」を取り入れることは可能です。

ずっと使いたかったコーヒーメーカーの周りに自分の好きな豆やお気に入りのカップを置くとそれは自分を喜ばせるコーナーになります。

部屋全体を自分の好みに変えようとすると条件が完璧に整う日を待とうとするので、今の暮らしの中に「自分の好き」を少しずつ取り入れていくとよいでしょう。

自分の家の中に好きなモノ、好きな空間を確保することが毎日をご機嫌に過ごすエネルギーになります。

子どもが成長したり、仕事が落ち着くのを待つ必要はありません。今の状況や環境の中でできることから楽しんで始めることが、毎日の暮らしが充実することにもなり片づけのモチベーションアップにもつながるでしょう。 

====================

※最後までお読みいただきありがとうございます。フォローしていただくと最新記事を見落とすことがありません。

★藤原友子★
小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど
何かあればすぐ片づく暮らしの様子はコチラから
▷Instagram
セミナー・講演・取材などの依頼も随時受付中です。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

藤原友子の最近の記事