【宗像市】赤間駅はツバメの団地?飛び交う姿に季節を感じながら素敵なストリートピアノにも耳を傾けます♬
宗像市の玄関口ともいえる「JR赤間駅」は、常に多くの人が行き交う活気のある場所です。
そしてこの時期「JR赤間駅」にはツバメが飛来し、いそがしそうに飛び交う姿を見るようになりました。
よく見ると駅の構内には、あちこちに巣がつくられていて、さながらツバメの団地のようです。
北口におかれたストリートピアノで、男性がひく素敵な曲を聴いていると、巣から顔を出すツバメが見えてとてもほっこりしました。
◇JR赤間駅
JR赤間駅は博多駅と小倉駅のほぼ中間に位置し、快速電車はもとより特急電車も停車する利用者の多い駅です。
駅の北側はみどりの山々を背景に住宅街が広がり、大型複合商業施設も近く、生活するのに便利で快適な場所です。
駅の南側は近くを流れる釣川で四季折々の自然とふれあうことができ、特に春には300本という桜並木に彩られるさくらづつみが、市民の憩いの場となっています。
◇南口自由通路
赤間駅南口のロータリーから昇りエスカレーターを使って、駅舎内南口自由通路にむかいます。
自由通路すみの時刻表の近くから鳥がとびたち、ツバメの巣があることに気づきました。
見まわすと4か所確認できましたが、よく探せばほかにもあるかも知れません。
そうこうしていると、とびたって行ったツバメが巣に戻ってきました。
食事を終えて帰宅したのでしょうか?
ツバメは飛ぶことがとても得意な鳥だそうですが、白と黒のすっきりとしたフォルムで高速飛行する姿は、美しく軽やかです。
◇北口自由通路
通路を右に折れ改札にむかうと突き当りに、ガラス張りの明るい北口自由通路のフロアーが見えます。
この通路中央にはうどん店、コンビニそして改札とみどりの窓口がつづき、おおぜいの人が利用する場所です。
北口自由通路のエスカレーターにちかいフロアーの一角に、ストリートピアノが設置されていて、とてもおしゃれな空間になっています。
対面する階段とエレベーターの間にカラーコーンが置かれていて、紙の敷かれた空き箱のようなものがあります。
見あげるとエレベーターの案内板上にツバメの巣がありました。
駅員さんの気配りでしょうか?優しさにふれたようでほっこりとした気分になります。
在宅中のツバメも安全な場所に住まいを構えられて、きっと安心しているのでしょうね。
*ストリートピアノ
赤間駅北口自由通路に設置されているストリートピアノは「グロトリアン」というドイツの高級ピアノメイカーのもので、アップライトピアノでは世界一を誇るすばらしいピアノだということです。
◆ストリートピアノについて
開放時間/10:00~20:00
ピアノ/アップライトピアノ グロトリアン135(1924年ドイツ製)
問い合せ/宗像市文化スポーツ課(0940-36-1540)
ツバメの様子を撮影していると、すてきな曲が聞こえてきたので、しばらくうっとり聴き入ってしまいました。
ふと階段方向を見ると、こちらの案内板の上にもツバメの巣があり、時おり流れる音楽を聴きながらツバメもいい時間を過ごしているのかな?と想像してしまいます。
ツバメは天敵から身を守るために、人通りの多い駅などに巣をつくることが多いといいます。
昔は同じ理由で人家の軒下にツバメの巣をよく見かけました。
しかし、近年は西洋風の建物など軒のない家屋が多く、巣をつくりにくいことや自然環境の変化でエサや巣の材料が確保しにくくなり、全国的にツバメの繁殖は減っているそうです。
そんな中、地元の駅舎で元気に飛び回るツバメの姿を見ることができ、季節を感じていやされています。
ストリートピアノの音色を楽しみながら、人とツバメが共存するすてきな空間「JR赤間駅」を紹介しました。
◆JR赤間駅について
所在地/〒811―4185 宗像市赤間駅前1丁目1
※ツバメに関することやストリートピアノについての問い合わせは、赤間駅ではできませんのでご了承ください。