【京都市】南区『教王護国寺(東寺)』食堂でやすらぎの空間「藍友禅 橋詰清貫の世界」開催中!癒し空間♪
毎月21日は弘法大師の縁日の日。
真言宗総本山の世界遺産『教王護国寺(東寺)』では、毎月21日に盛大なる弘法市が行われ、また東寺の御影堂(大師堂)で「御影供」という法要が行われます。
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今日も「東寺」さんでご縁をいただきました。
「東寺」の境内にある「食堂」とは、僧が生活のなかに修行を見いだす場です。
その「食堂」のご本尊は火災で大きく破損した為に、昭和年代に新しく作られた色鮮やかな「十一面観音菩薩」様はとっても神々しいお姿です。
《食堂 春の催し》
第13回 やすらぎの空間「藍友禅 橋詰清貫の世界」
会期2024年5月19日〜6月23日(日)
拝観時間午前9時〜午後4時30分
会期中無休 入場無料
現在、食堂では、四季の折々や古典を題材に、藍染めの清楚な色合いと繊細な京友禅が調和する、藍友禅「橋詰清貫」の世界。
京友禅染と藍染を融合させた、京藍友禅の創始者です。
どの作品を見ても素敵なものばかり!
ご出身が高知県の津野町檮原の出身の橋詰清貫さん。
在廊されていた奥様から丁寧なご説明を受けます。
その昔は、藍を栽培することから始めたそう。
種まきから刈り取りまでとっても大変だったそうです。
藍の濃淡で空間に「癒やし」を創出する「藍友禅 橋詰清貫の世界」。
ご一緒に行ってくださったチベット僧侶も興味津々でした。
現在は台北で藍友禅の指導も行うなど日本国内のみならず海外にもその名の知れ渡る、現代の名工「橋詰清貫」氏。
深淵で力強い日本古来の天然の藍の文化と、京都の友禅の技術を融合させ、これ迄に無い『藍友禅』と云う新しい文化を産み出したそうです。
淡いものから濃厚な色まで、制作した時により色が変わってきて優しさが出てくるそうです。
そう言われて拝見すると藍の違いがわかります。
藍がもつパワーは弘法大師空海さんも注目されていました。
平安初期は都で飢饉(ききん)による疫病が流行したため、弘法大師空海の勧めで嵯峨天皇が民衆の平穏無事を願って、藍染めの絹地に金泥で写経しました。
「大覚寺」には、嵯峨天皇が藍染めの絹地に金泥で浄書された般若心経が勅封(60年に1度の開封)として奉安されています。
全ての工程をお一人でされるという話を聞きました。
京友禅の手描き職人として30年の修行の後、藍友禅に転じられました。
世界遺産での素敵な藍の世界をお楽しみください♪
真言宗総本山 東寺 【教王護国寺】
〒601-8473 京都市南区九条町1番地
「藍友禅 橋詰清貫の世界」
会期:2024年5月19日〜6月23日
拝観時間:午前9時~午後5時30分
(拝観受付は午後5時まで・会期中無休)
入場無料